過去ログ - 上条「アイテムの正規メンバーですか」
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957: ◆Ks/3680U6o[saga]
2014/01/30(木) 20:50:59.63 ID:3L3phDi+0



麦野は最初、パンフレットで見た校舎と違うことに戸惑った
しかもどこかの研究施設のような所で寝泊まりを強要され、風呂は週二日
話が全く違うと思った
それでも執事がせっかく入学費を払ってまで入れてくれた学校だと思って耐えていた
一ヶ月が過ぎた頃、研究員が話していたのをたまたま聞いてしまった





「あの子らは何も知らずに捨てられてしまっているのですよね……」

「モルモットに同情などするな。無用な資源を使って科学を発展させることだけに意識を向けろ」

「……」

「そう思っていないとこの先やっていけないぞ?」

「……そう、ですね。わかりました」

「さぁ、続きを始めよう」

「……はい」





嘘だと思った
麦野家の娘としてではなく、麦野沈利として唯一見てくれた執事がそんなことをするはずがない
捨てるなんてありえない
そう思って、学園都市へくる前に買って貰った携帯電話を取り出し執事へ掛ける


通じなかった
いや、麦野の携帯電話は電話としての機能すら果たすことが出来なかった

電話料金など払われていなかったのだ
麦野の電話には掛けてくる友達もいないし、頻繁に連絡を取り合わないようにしようと執事と決めていたので麦野から電話を掛けることもなかったので気が付かなかったのだ





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