過去ログ - バードウェイ「ようこそ、『明け色の陽射し』へ」 〜断章のアルカナ〜
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176:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/25(水) 11:35:11.93 ID:r370C9Yf0
シェリー「お前の歳でこれだけボコスカ殺しまくってだ。良心は痛まねぇのかって話だよ」

円周「殺してないよ?」

シェリー「今日だけじゃない。バゲージでも派手にやったって聞いたぞ」
以下略



177:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/25(水) 11:36:23.57 ID:r370C9Yf0
円周「えっとね……うん、人は肉体を持って色々なモノを詰めているんだよね?」

円周「信念だったり、記憶だったり、お仕事だったり、趣味だったり、家族だったり。大事なモノを内側に置いている」

シェリー「……あぁ、何となく分かる気がするわ」
以下略



178:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/25(水) 11:37:24.90 ID:r370C9Yf0
シェリー「……待て待て。お前確か、甘いもの好きだって言ってたよな?」

円周「『女の子は誰だって甘い物が好き』なんでしょ?」

 予想以上に……壊れている。いや、自我が無いと言うべきだろうか?
以下略



179:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/25(水) 11:38:24.02 ID:r370C9Yf0
円周「そうだねっ!興味もあったけど、一番の動機はそれかなー?」

円周「木原円周、っていう『筺(ハコ)』を満たすために頑張ってる、みたいな?」

シェリー「ふざけるな!そんな簡単に人が人である資格を失う訳が無ぇだろ!」
以下略



180:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/25(水) 11:39:12.68 ID:r370C9Yf0
 ひゅう。

円周「ね、言ったよね?わたしの『筺』は全てが空っぽだから、こんなに」

 あぁそうか。この風の音は――。
以下略



181:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/25(水) 11:40:22.26 ID:r370C9Yf0
――ショッピングモール

 携帯電話の表示通り進んで行けば、一方通行を待っていたのは散発的な襲撃とゴミのような時間稼ぎだった。
 逃げ惑う客に紛れて攻撃する訳でもなく、ただ一定の距離へ入れば攻撃を受ける。
 非常に退屈なルーチンだ、と彼は考える。
以下略



182:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/25(水) 11:41:14.44 ID:r370C9Yf0
 『木原円周』と地図上に表記されたポイントへ来てみれば。

一方通行(誰だ?あの女?)

 先程背後から刺した少女、木原円周の他にもう一人。
以下略



183:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/25(水) 11:42:09.40 ID:r370C9Yf0
 人が人であるのは。獣との一線を画すものがあるとすれば。
 それはきっと『信念』だろう。

シェリー(こんな単純に、『割り切って』しまう私が)

以下略



184:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/25(水) 11:43:11.69 ID:r370C9Yf0
円周「……ね、シェリーお姉ちゃん」

シェリー「……そう呼ぶなっつったろ」

円周「わたしね、分かってるんだよ」
以下略



185:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/25(水) 11:44:34.52 ID:r370C9Yf0
一方通行「……お別れは済ンだかァ?カミサマに祈る準備はオーケェ?」

一方通行「これ以上時間稼ぎされっと、オマエごとぶち抜くンだが」

円周「待っててくれてありがとうっ……えっと?」
以下略



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