過去ログ - バードウェイ「ようこそ、『明け色の陽射し』へ」 〜断章のアルカナ〜
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329:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/14(月) 12:43:02.96 ID:Q0LxgS/b0
――帰り道 夕方

円周「――って鞠亜ちゃんはトラウマがあるみたい」

上条「御坂さんちのスールみたいな感じか。でもまぁ本人同士がいいんだったら、別にいいんじゃね?」
以下略



330:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/14(月) 12:44:19.52 ID:Q0LxgS/b0
円周「でもっ」

上条「人の嫌がられる事をして嫌われるのは当然だ。逆に人の喜ばれる事をすりゃ、好かれる、かも知れない」

上条「とにかく、勉強しろ。俺とかシェリーとか、練習相手はいるんだからな?」
以下略



331:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/14(月) 12:45:21.38 ID:Q0LxgS/b0
――同時刻 上条のアパート

シェリー「泥を掬い上げて眠りなさいな――エリス!」

 いつの間にか持ち込まれていた石膏像。のそりと一震えすると、玄関から殺到しようとする男たちを薙ぎ払った。
以下略



332:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/14(月) 12:47:06.09 ID:Q0LxgS/b0
――帰り道、帰れない道

 陽は完全に落ち、幾つかの街灯だけが周囲を照らす。
 オバケの一つでも出そうな雰囲気ではあるが、そちらの方がまだ幸運だったかも知れないが。

以下略



333:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/14(月) 12:48:20.54 ID:Q0LxgS/b0
壮年の男性「――『インストールする前から敵』という発想はないのですかな?」

上条「――え」

 瞬間、発光。
以下略



334:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/14(月) 12:49:35.29 ID:Q0LxgS/b0
男「『だから本来であれば、別に何一つ苦労する事無く、お前の傷口の手当も出来る――どころか、この場で簡易手術も出来た』」

男「『だが、こいつが現実だよ。上条当麻』」

男「『そのバカは「壊す」事だけを残して、加群の「治す」部分を消しやがったんだろ』」
以下略



335:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/14(月) 12:50:49.42 ID:Q0LxgS/b0
円周「お兄ちゃんっ!?立ったら傷口がっ!」

上条「お前の痛みに比べりゃ、どうって事はねぇよ」

円周「わたし?わたしは別に――」
以下略



336:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/14(月) 12:52:01.53 ID:Q0LxgS/b0
――帰り道、終り

男「『ぶ、ぶはははははははははははははははっ!』」

 血を吐く――と言う吹く――上条の言葉にも、一層深さを増した闇には届かない。
以下略



337:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/14(月) 12:53:27.58 ID:Q0LxgS/b0
上条「ウルセェよっ!円周っ!」

 地を這う体力すらなく、上条は声を振り絞る。
 そんな彼に、彼女は『いつもの楽しそうな満面の笑み』で応える。

以下略



338:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/14(月) 12:54:26.23 ID:Q0LxgS/b0
――病院 朝

上条「――」

上条「……?」
以下略



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