過去ログ - バードウェイ「ようこそ、『明け色の陽射し』へ」 〜断章のアルカナ〜
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2013/10/14(月) 12:45:21.38 ID:Q0LxgS/b0
――同時刻 上条のアパート
シェリー「泥を掬い上げて眠りなさいな――エリス!」
いつの間にか持ち込まれていた石膏像。のそりと一震えすると、玄関から殺到しようとする男たちを薙ぎ払った。
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2013/10/14(月) 12:47:06.09 ID:Q0LxgS/b0
――帰り道、帰れない道
陽は完全に落ち、幾つかの街灯だけが周囲を照らす。
オバケの一つでも出そうな雰囲気ではあるが、そちらの方がまだ幸運だったかも知れないが。
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2013/10/14(月) 12:48:20.54 ID:Q0LxgS/b0
壮年の男性「――『インストールする前から敵』という発想はないのですかな?」
上条「――え」
瞬間、発光。
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2013/10/14(月) 12:49:35.29 ID:Q0LxgS/b0
男「『だから本来であれば、別に何一つ苦労する事無く、お前の傷口の手当も出来る――どころか、この場で簡易手術も出来た』」
男「『だが、こいつが現実だよ。上条当麻』」
男「『そのバカは「壊す」事だけを残して、加群の「治す」部分を消しやがったんだろ』」
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2013/10/14(月) 12:50:49.42 ID:Q0LxgS/b0
円周「お兄ちゃんっ!?立ったら傷口がっ!」
上条「お前の痛みに比べりゃ、どうって事はねぇよ」
円周「わたし?わたしは別に――」
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2013/10/14(月) 12:52:01.53 ID:Q0LxgS/b0
――帰り道、終り
男「『ぶ、ぶはははははははははははははははっ!』」
血を吐く――と言う吹く――上条の言葉にも、一層深さを増した闇には届かない。
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2013/10/14(月) 12:53:27.58 ID:Q0LxgS/b0
上条「ウルセェよっ!円周っ!」
地を這う体力すらなく、上条は声を振り絞る。
そんな彼に、彼女は『いつもの楽しそうな満面の笑み』で応える。
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2013/10/14(月) 12:54:26.23 ID:Q0LxgS/b0
――病院 朝
上条「――」
上条「……?」
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2013/10/14(月) 12:55:50.86 ID:Q0LxgS/b0
一方通行「俺みてェな最悪のクソッたれがあのチビと出会って、ちょい最悪のクソッたれになったンだが」
一方通行「てめェ自身のやった事に気遣ねェ方が幸せだったのかもしれねェよな?」
上条「……なぁ一方通行。それは――分からないよ」
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2013/10/14(月) 12:57:42.94 ID:Q0LxgS/b0
――車で移動中
芳川「――で?どこまで行けばいいの?」
上条「……どうしよう?」
以下略
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