過去ログ - バードウェイ「ようこそ、『明け色の陽射し』へ」 〜断章のアルカナ〜
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417:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/22(火) 11:44:02.73 ID:1k+vy+yM0
――いつもの喫茶店(※動画)

麦野「……」

佐天「――はいっ!と言うわけでやって来ました!『新・学園耳袋!』今日は出張版ですよー!」
以下略



418:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/22(火) 11:46:24.66 ID:1k+vy+yM0
麦野「それで?なんでアタシがその番組に出てんのよ、つーかゲストって何?」

佐天「えっとですね、都市伝説ってご存じでしょうか?人面犬とか、花子さんみたいなの」

麦野「そりゃまぁ話ぐらいは」
以下略



419:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/22(火) 11:49:15.38 ID:1k+vy+yM0
佐天「宜しければおじさんもご存じのお話があれば、是非」

壮年の男性「都市伝説ですか?とは言っても在り来たりのものしか存じませんよ」

壮年の男性「私としてはこちらで流行ってるものに興味がありますが」
以下略



420:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/22(火) 11:51:23.85 ID:1k+vy+yM0
――喫茶店

店員「お待たせ致しました。ではごゆっくりどうぞ」

壮年の男性「ありがとうございます」
以下略



421:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/22(火) 11:53:08.57 ID:1k+vy+yM0
壮年の男性「当時のスルタンはアンティオキア公国を滅亡させ、国民は殺すか奴隷にしてますから」

壮年の男性「それ相応の危機感を十字教側は抱いていたかと」

壮年の男性「実際、裏付けるように15世紀には帝国がヨーロッパへ侵攻していますからねぇ」
以下略



422:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/22(火) 11:55:28.63 ID:1k+vy+yM0
壮年の男性「子供達は親を捨てて、クルセイドで拡張した東方へと移り住んだと」

佐天「ご両親と別れてまで、ですか?」

壮年の男性「貧しい家庭であれば、遠くへ出稼ぎをする必要に迫られますし、全く珍しい事ではありません」
以下略



423:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/22(火) 11:57:48.98 ID:1k+vy+yM0
壮年の男性「例えば村で子供がいなくなったとします。日本では天狗の仕業。西洋では狼男に食われたと」

佐天「あー……はいはい。なんか分かったような気がします、はい」

麦野「ちなみに天狗は『あまついぬ』の略だから、一応犬の仕業で東洋共に共通はしてんのよね」
以下略



424:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/22(火) 12:01:03.26 ID:1k+vy+yM0
壮年の男性「昔はアレですよ。貨幣経済の信用なんて皆無でしたから」

壮年の男性「親が中々子を手放さず、『人攫い』専門の集団があちこちに居たんですね」

麦野「……そりゃな。ガキつっても農村じゃ充分に労働力になるんだから、早々手放しゃしねぇだろ」
以下略



425:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/22(火) 12:03:14.45 ID:1k+vy+yM0
麦野「分からないわね――取り敢えず、潰しとっかって事以外は」

壮年の男性「おやおや?無辜の一般人に手を上げるのは流石に」

麦野「それが遺言でいい――」
以下略



426:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/22(火) 12:04:31.49 ID:1k+vy+yM0
壮年の男性「恋の魔法、的な?」

佐天「えー、ちょっと年上過ぎますって。あたしのお父さんよりも多分、上っぽいですし」

壮年の男性「それは残念」
以下略



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