過去ログ - バードウェイ「ようこそ、『明け色の陽射し』へ」 〜断章のアルカナ〜
1- 20
798:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/07(火) 12:15:54.21 ID:oWowqeUX0
老人「ツイードはウール糸を染め上げ、それを綾織りにしたものだ。だから遊びが少ない」

上条「あー、でも暖かい。コート要らないかも?」

老人「スコットランドの羊は寒い所で育つため、毛は太くなるのさ。それを使ってるんだから当然だな」

バードウェイ「元々は確かコート代わりの作業着に着ていたんだよな?」

老人「仰る通りで御座います」

上条「まさにジャケットって感じだけど……あ、でもやっぱ違和感が」

老人「最初だけだ。3年も経てば今は立っている毛が寝て、柔らかくなる」

バードウェイ「少々の雨も弾いて通さないし、カッター程度で斬りつけられても平気だな」

老人「それにそいつは特注製だ」

上条「魔術的な何かが?」

老人「――と、言うよりは、こう」

バードウェイ「……内緒だ、それは」

上条「……気になるんですけど、すっごく」

老人「バカは考えるだけ無駄だから止めておけ。茨姫のばあさんに呪われろ」

上条「だから口悪りいよなぁっ!?」

老人「昔っからお姫様が糸を紡ぐのは勇者のためだって、相場は決まってんだろうが」

バードウェイ「やめないかみっともない。娘を盗られた父親じゃないんだからな」

老人「それが一番適切な表現に思えますなぁ」

上条「なに?お前が糸紡いでくれたって事か!?」

バードウェイ「あー……なんだ、まぁ、暇潰しだな。全部と言うわけではないよ、流石にな」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
862Res/956.29 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice