過去ログ - 女「せっかくだしコワイ話しない?」
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51:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/05(木) 22:20:30.41 ID:p2d1OP5MO
はじめましての定型分に続いて、いきなり会わないかとか、っていうのが一件でそれ以外のメールはやりとりしませんかというものだった。
52:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/05(木) 22:36:06.16 ID:p2d1OP5MO
この出会い系サイトはポイント制だ。
メールをするたびにポイントが減っていく。
ほかのことはすべてタダだけどだとしても何度もやりとりするにはポイントをかなり消費する必要がある。
だからこそオトコはさっさと会うなりメアドを交換してサイトの縛りから解放されたいのだ。
53:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/05(木) 22:49:02.70 ID:p2d1OP5MO
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バイト初出勤の日、電気街は生憎と曇りだった。
浮かんでるのが不思議なほどに黒々とした雲を敷き詰めた空はワタシをより一層憂鬱にさせた。
54:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/05(木) 23:03:44.15 ID:p2d1OP5MO
こんな出会い系サイトを使うことでしか欲求不満の解消ができないなら騙されたとしても自業自得だ。
「まあ世の中バカばっかということだよね」
55:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/05(木) 23:13:42.26 ID:p2d1OP5MO
簡単な仕事の確認とアドバイスを受けてワタシはパソコンと向きあった。
これからバカなオトコどもを釣るために、とびっきりのエサとなるメールをこのパソコンを使ってバラまくのだ。
56:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/05(木) 23:27:48.69 ID:p2d1OP5MO
「へ?」
優しげな声でひどく失礼なことを言われた。
57:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/05(木) 23:34:45.50 ID:p2d1OP5MO
「この調子ならここに来る回数を減らしてもらっていい。
もちろん、仕事自体はしてもらうけどね」
58:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/05(木) 23:40:03.58 ID:p2d1OP5MO
「こんな仕事をさせておいてこういうことを言うと笑われるかもしれませるが、私たちの仕事は信頼関係こそが大事なのですよ」
「......」
59:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/05(木) 23:43:22.20 ID:p2d1OP5MO
ワタシはおじさんに続いて部屋に入った。
以前体験した感覚がそのままよみがえってワタシは早くもこの場から逃げ出したくなった。
60:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/05(木) 23:45:00.44 ID:p2d1OP5MO
なにか違和感のようなものを覚えてワタシは眉をひそめた。
なにか以前とはまったく異なるものを見出した気がしてワタシは人形をできるかぎり観察する。
61:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/05(木) 23:49:52.04 ID:p2d1OP5MO
「彼女に誓いの言葉を」
いつの間にか口の中の水分は干上がっていて、渇いた喉は息を吸うだけで奇怪な音をたてた。
掠れた声で自分に言い聞かせるようにワタシは言った。
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