過去ログ - 垣根「えっ何?俺とセックスしたいって?」
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130:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/28(土) 15:50:04.94 ID:6GW+eWf+o

垣根「特に最上階の淫具売り場は凄かった。最近のダッチワイフはすげえと思ったわ。
    店員やってんだもん、ダッチワイフが」

一方「ダッチワイフっつかセクサロイドだろそれ。それ買って満足しろよ」

垣根「無理。あ、でもお前そっくりのセクサロイドならちょっと欲しいかも」

一方「それ作って消えろ変態」

垣根「……作る、ねえ」

破壊に特化した性質の一方通行と対をなす生産の力がある、とかつて評された事を垣根は思い出していた。

垣根は未元物質というその世に存在しない素粒子を生み出す、もしくは何処より引き出している。
存在しないはずの異物が存在するということは、それだけであらゆる物質に変化を起こす。
整然とした数式に本来は無かった数を入れれば数式が成り立たなくなるのと同じように、未元物質は既存の法則を歪める。

未元物質に触れた物質は本来とは異なった動きをし、特殊な性質を持つ。
その運動や変質を観測し、目的に見合った操作することで、この世のあらゆるものを意のままに操れると言って良い。
未元物質の運動の制御方法によっては大気中の素粒子をかき集めてその場で人間の細胞を構築することも不可能ではない。
厳密には本物の人間の細胞ではないが、限りなく本物に近い、人間のものを同じ働きをするものが作れるだろう。

ふと、垣根の脳裏に、科学者にして脳波調律のエキスパートである木原幻生の名が浮かんだ。
一方通行の開発をした木原数多を同じ姓を冠すその男は、複数の人間の脳波を調律し、同調させることで脳波のネットワークを創り、それぞれの脳を用いて代理演算をさせることで演算処理能力を向上させることに成功したのだという。
しかしこの手法は他人の脳波を強要する。ゆえに、脳へのダメージは決して少なくはない。
被験者が長く意識を保っていることができないことから、実用性の低い能力の強化方法だった。
かつて任務を受けて垣根が潰しに行った研究所の一つで盗み読んだ資料に、そうあった。


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