過去ログ - 垣根「えっ何?俺とセックスしたいって?」
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722:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/02(金) 02:00:39.07 ID:R6iVB7dno
「俺を誰だと思ってやがる。この街で最強の超能力者だ。
ちっとばっか人の演算パターン知ったくらいの小細工野郎が偉そォな口を叩くな。
俺を守るだァ? ふざけンな。傲慢も大概にしろってンだよ」

三日月のように口を左右に引き裂いて彼は笑った。

「いいか、格下。俺はオマエに守られるよォな存在じゃねェ。
俺は無敵じゃねェし弱点くれェある。だがな、学園都市の頂点にいるのは誰だ。
この俺、一方通行だ。
守るとか、支えるとか、バカみてェな言葉で上に立ったつもりになってンじゃねェぞ。
必死こいて人の情報回収した上汚ない手段で脅して対等になろうとしたオマエとは
元々覆しよォのねェ絶対的な差があンだよ。オマエ、その辺ちゃァンと分かってンのかァ?」

狂ったような笑いを浮かべたまま一息に言い切り、迷いも躊躇いも無く最後に素っ気なく付け加える。

「ま、オマエなンかがどォしても俺に飼われてェってンなら、
……好きにすりゃいいンじゃねェの」

どこまでも傲岸不遜、上に存在するものなどこの世に一つとて無いと言わんばかりの奢りきった態度の男。

「テメェ」

垣根の口角がひくひくと動く。
全力で殴り飛ばしたい衝動の片鱗だ。

垣根の視線の先にあるのは、低い位置から見上げているのに見下している赤い目。
こんなにも華奢で、密着するほどに細やかさを実感する小柄な少年のくせに、あまりに憎たらしい。
本気で傷めつけて泣かせたくなる、神経にさわり苛立たせるその男。
だがその憎らしさが、どうしようもなく愛おしい。


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