過去ログ - インデックス「ふて寝もいい加減にするんだよ!」フィアンマ「んー」
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72: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/09/08(日) 02:27:12.64 ID:LP78nUyy0

仕事ではないので、ゆっくりゆったり本を読んでいた訳だが。
ふと雨が降ってきた事に気がつき、インデックスは窓を見た後、ハッとする。

「傘、」

あそこまで冷たくされても、インデックスはフィアンマが心配だった。
同じ列車事故に遭ったからか、彼が虚ろだからか、彼女の性格かはわからない。
けれど、彼女は彼が雨に濡れて風邪を引いたら嫌だなあ、と思った。
間に合うかはわからないけれど、どこかで雨宿りをしているのなら、困っているかもしれない。
その身に背負う魔法名『献身的な子羊は強者の知識を守る(dedicatus545)』に献身の二文字を持つ彼女は外へ出る。
一本は傘をさし、もう一本の傘を手に、彼を探して走り出した。



雨が酷くなってきた。
それに、思った以上に彼が見つからない。
途中出会ったテッラによれば、遠くへは行っていないということを聞いた。

「うーん…」

段々疲れてきた。
華奢な少女の身に、長時間の外出は少々無理があったのだ。
インデックスは休憩しつつ、ふと視界に彼を見た様な気がした。

「あそこって、」

墓場だった。
インデックスは足を踏み入れたことなどないし、死んだ知り合いはそもそも居ない。
だが、そこに彼が居た様な気がして、そっと柵に近づいてみる。


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