過去ログ - インデックス「ふて寝もいい加減にするんだよ!」フィアンマ「んー」
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[saga]
2013/09/08(日) 22:09:53.49 ID:I9KMLuFS0
フィアンマの骨折が完治した頃、冬がやって来た。
今年のイタリアは早々に雪が降り始め、酷く寒い。
そうはいっても、十代前半の少女は本日も元気だった。
「一緒に雪遊びしたいんだよ!」
アックアは仕事中で、遠征に赴いている。
フィアンマは誘ってみたが、当然の如く断られ。
そんな訳で、インデックスはテッラを雪遊びに誘ってみた。
「構いませんよ」
穏やかにそう笑って、彼は付き合ってくれる。
お礼を言いつつ、インデックスは彼と共に雪だるまを作った。
左方のテッラは基本的に敬虔なローマ正教徒には甘々だった。
「フィアンマとは、少し打ち解けたようですねー」
「そうなのかな。自信がないんだよ」
相変わらずイヤミや皮肉を言われることは多く。
嘲笑されたことはあれど、微笑まれたことなどない。
これで仲良くなったと言えるのか、と彼女は首を傾げた。
対して、テッラはのんびりと笑みを浮かべたままに頷く。
「無視をしていない時点で、友好的だとは思いますよ」
「そうなの?」
「ええ。………さて」
インデックスとフィアンマが出会ってから、早半年。
そろそろ話しても良い頃合だろう、と左方のテッラは思う。
インデックスはここまで疎まれて尚、彼を理解したいと思っているようだから。
それに。
左方のテッラも、インデックスには期待している。
自分やアックアが心を尽くしても決して元に戻ることのなかったフィアンマに。
この少女が、本当の笑顔や希望を取り戻す事が出来ることを。
「お話しましょうか。良い時期ですしねー」
「"事情"のお話?」
「はい。ちょうど二人きりですしねー」
たとえ、これで自分が彼の逆鱗に触れ、殺されたとしても。
自分を救ったあの青年がこの少女と触れ合って立ち直ってくれるなら、それで良い。
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