1:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/05(木) 22:39:29.01 ID:W788wWFC0
そのホテルを見つけたのは、歩き疲れてもう動く気力もない...そんなときだった。
とにかくどこか落ち着けるところが欲しかった俺は、ホテルの正面玄関で嬉々とした。
玄関に入り、ロビーに行くと小さな受付が正面にあった。
受付には向かって左側に男、右側に女がいた。
男「あ、お客さんだよ、ストラ。」
女「あら、本当ね、ウェスティス。」
男も女も、まだ働くような年なのだろうかというくらい若い。実年齢は知らない。見た目だけの判断だ。
ウェスティス「えーと、最初はなんて言うんだっけ。」
ストラ「あらあら、なんだったかしら...いけない、マーテルに怒られちゃうわ。」
ウェスティス「マーテルに怒られるのは嫌だな。」
ストラ「マーテルに怒られるのは嫌ね。」
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2:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/05(木) 23:11:23.85 ID:W788wWFC0
二人は、客である俺のことをほっぽらかして奇妙なやり取りを続けていた。
ウェスティス「今朝もマーテルに怒られたばかりさ。」
ストラ「カード当ては、もっと隠れてすべきだったかもしれないわね。」
3:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/05(木) 23:48:55.18 ID:W788wWFC0
俺は、客云々ではなくもう人としてダメな二人なんじゃないかと感じ始めていた。
誰かが話を本筋に戻してもすぐに別の話に変わって行ってしまう。しかもそれに脈絡がないと来た。
「宿泊の期間は未定だ!金はしばらく宿泊できる分を払う。」
4:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/06(金) 00:12:28.43 ID:CUDSKKMG0
椅子に座っていた。
何で椅子に座っているのかは分からない。
こいつは多分夢なのだろう。
5:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/06(金) 00:21:33.16 ID:CUDSKKMG0
人ってのは、コミックや子供向けのアニメのように悪夢を見たからって、上半身を急に起こして起きたりはしない。
今だったら、そいつを証明してやれる。
実際、俺がそうだから。
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