13:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/10(火) 23:34:23.78 ID:igIcgkBe0
9:39分 地下一階朝食会場
シュヴァルツとローゼは、二人席に座りバイキング形式のところから取ってきた料理を食べていた。
ローゼ「おい、隣の部屋の男のテーブルにキレーなご夫人様がすわってんぜ。シュヴァルツ。」
シュヴァルツ「...」
ローゼ「あいつ、結構楽しそうだな。どこで引っ掛けてきた奴なんだろうなぁ?」
シュヴァルツ「....」
ローゼの問いかけには反応せず、フォークを持って俯いている。
皿には、たんまり食材がもられているがほとんど手を付けていない。
ローゼ「おい、食わねーのかよ。」
シュヴァルツ「おい...ローゼ。ここのホテルは人の食うもんを出さないってのか...?」
シュヴァルツは、なぜか輝きが失われているスクランブルエッグをフォークでつついている。
ローゼ「そうか?そんなに食えねぇってほどでもないと思うけど?」
シュヴァルツ「そりゃ、お前みたいなファッキンクレイジーの口にはちょうど合うかもしんネェけどさ。こちとら、ぼんぼんなんだよ。普通の料理人が普通の食材使って普通の調理器具ふるって普通の調味料をかけて普通の皿に盛りつけた料理なんて食えねぇ。」
ローゼ「ハッ!笑わせんなよクソガキ。こっから何にも食わずに生きてくってのか?なら中国に行ってみると良いさ。いい仙人になれるぜ。」
ローゼは、オーバーなリアクションで小馬鹿にしたような笑みを浮かべてそう言った。
シュヴァルツ「必要ねぇのさ、ローゼ。つまんねぇジョークだ。俺はお前にとって仙人よか神様みたいなもんだろ。」
シュヴァルツの一言で、ローゼは持っていたナイフをピタリと止めた。
ローゼ「そうさなぁ...確かにお前は神様かもしれねぇ。疫病のな。」
シュヴァルツ「ほんとセンスねぇな、ローゼよぉ。俺がいなけりゃ、ここまでくることだって出来なかったろうがよ。」
ローゼ「....この話は終わりだ。あたしは先に部屋に戻ってるぜ。」
ジャケットからタバコの箱を取り出し、例によって2本咥えて火をつけた。
ローゼ「食い終わったらまっすぐ部屋に戻ってこい。どっかぶらつきにでも行ってみろ。頭かち割ってやるぜ。」
シュヴァルツ「ん...。ご忠告どうも。」
きびすを返して、テーブルから離れて行くローゼにシュヴァルツが「おい」と声をかけた。
シュヴァルツ「俺からも一個忠告しといてやる。」
ローゼ「あ?」
シュヴァルツ「ここ...禁煙だ。」
シュヴァルツが指差す先には、NO SMOKINGと書かれた札が。
ローゼ「...ファック。」
ホットパンツから携帯灰皿を取り出すと、そこに二本とも押し込んだ。
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