過去ログ - 凛「ふーん、アンタが私のサーヴァント?」
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652: ◆ohd.LsER4s[saga]
2014/11/04(火) 13:50:44.65 ID:sb6mHrFZO

芳乃「そなたー? 悩む間に行動せよーというのがー、失せ物探しのコツでしてー」


次の一手に悩む私たちに痺れを切らしたのか、ゆるやかな声音に叱責を滲ませた神子は音もなく李衣菜の元へと歩み寄る。


芳乃「道がなければきりひらくー、それしかないのでしてー。そのために、わたくしがいるのでしてー」


そう言いながら、神託の代わりとばかりに天の使いはロックな少女へと何かを手渡した。


李衣菜「こ、これ…石ころ?」

芳乃「交通安全のお守りでしてー。備えあれば憂いなし、そなたはそなたの思う通りにいたしましょー」


理解が及ばず目を丸くする李衣菜だったが、私も含め誰もが同じ顔をしていたことだろう。

おそらくこの行為の意味がわかっているのはアーチャーしかいない。

説明して、と視線だけ向けると、にやにや顔の主はこくりと小さく頷いてくれた。


アーチャー「むふふ…数の暴力というのは常に厄介なものではありますがー、芳乃さんにとってはこれ以上ない状況な訳でしてー」

凛「いやいやうつってる、うつってるよ口調が」

アーチャー「芳乃さんはつまりはー、集団心理掌握のエキスパートでしてー。そのお力はまさしく神の如しでしてー」

芳乃「むふふー、あいどるというのはつまりーみなから崇拝される神様のようなものでしてー、むふふふー」

凛「……わざと、ねえわざとだよね?」

芳乃「…つまり、マスコットのみなみなさまのお相手はわたくしの天職といったところですのねー」


私の必死の指摘もゆるやかにやにやとスルーな二人。……いいけど、別に。


そうして神子はおもむろに……何処から取り出したのか大きな巻き貝のようなものを両手に掲げると、その尖端に小振りな唇を近づけていく。


芳乃「さあさはじめましょー。微笑の姫君、そなたらの望みどおりに、みなに愛されてみせましょうー」



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