過去ログ - さやか「もしもキュゥべえが人型でサポート役だったら?」TB「僕はトウべえだよ」
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200: ◆T4SUG8REFC3M[saga]
2013/10/23(水) 01:45:40.03 ID:PEbkUGcqo

地面から上半身を現したガラスの人形は、その胸に着いた丸い蓋を開いていた。
そしてその穴から、胸にある中空の部分へ液体を収めようと動き始める。


以下略



201: ◆T4SUG8REFC3M[saga]
2013/10/23(水) 01:46:45.42 ID:PEbkUGcqo

完全に無力な魔女を、強力な使い魔が体内にかくまって行動する――

わかってしまえば簡単な仕掛けだが、さやかたちは彼女の変身の瞬間を見ていないから気が付かなかったのだろう。

以下略



202: ◆T4SUG8REFC3M[saga]
2013/10/23(水) 01:48:44.46 ID:PEbkUGcqo

果たして彼女の武器は、ガラスの人形が蓋を閉める前に、魔女本体へと到達した。

鋭い切っ先が、緑の液体を勢い良く貫いていき……

以下略



203: ◆T4SUG8REFC3M[saga]
2013/10/23(水) 01:50:46.89 ID:PEbkUGcqo


杏子(……あー、 そりゃそうか)

杏子(液体を斬れるわけないもんな……)
以下略



204: ◆T4SUG8REFC3M[saga]
2013/10/23(水) 01:52:54.06 ID:PEbkUGcqo


杏子「……でもな!」


以下略



205: ◆T4SUG8REFC3M[saga]
2013/10/23(水) 01:54:35.84 ID:PEbkUGcqo


杏子(いくらでも使い魔を出せるなら、どうして一人で戦う? なぜ集団を作って攻めこまない?)


以下略



206: ◆T4SUG8REFC3M[saga]
2013/10/23(水) 01:56:20.81 ID:PEbkUGcqo

二人の杏子は、それぞれが光の煙を纏ったままだった。

やがて二人の内、電柱の上に居るほうは隣の建物の屋根へ、もう片方は近くの舗装道路の上に飛び移る。
そしてやはり彼女たちが飛んでいった後、その立っていた場所にはもう一人の杏子が立っていた。
以下略



207: ◆T4SUG8REFC3M[saga]
2013/10/23(水) 01:58:04.76 ID:PEbkUGcqo

杏子は最終的に6人の分身を作り上げ、その全員が魔女に向かって槍を構えた。


――ロッソ・ファンタズマ。
以下略



208: ◆T4SUG8REFC3M[saga]
2013/10/23(水) 01:59:11.48 ID:PEbkUGcqo

槍の穂先を魔女に向け、杏子は鋭く言い放つ。
その冷静な口調と表情が、彼女の覚悟を物語っていた。

魔女の方も既に落ち着きを取り戻し、最後の攻撃を静かに待ち構えている。
以下略



209: ◆T4SUG8REFC3M[saga]
2013/10/23(水) 01:59:59.38 ID:PEbkUGcqo


上下左右、正面に背後。
あらゆる方向から浴びせられる同時攻撃に、魔女には反応することすら許されない。

以下略



210: ◆T4SUG8REFC3M[saga]
2013/10/23(水) 02:01:21.08 ID:PEbkUGcqo

タイミングをはかっていたかのような素早い行動に、杏子たちは止まることもできずそのまま魔女へと突っ込む。
空中でぶつかり合う彼女たちの間を、緑色の液体がすり抜けて行く。


以下略



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