過去ログ - さやか「もしもキュゥべえが人型でサポート役だったら?」TB「僕はトウべえだよ」
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797: ◆T4SUG8REFC3M[saga]
2015/06/06(土) 22:18:49.78 ID:lcfJqgi7o


「………!」


以下略



798: ◆T4SUG8REFC3M[saga]
2015/06/06(土) 22:21:43.73 ID:lcfJqgi7o


………………


以下略



799: ◆T4SUG8REFC3M[saga]
2015/06/06(土) 22:23:29.44 ID:lcfJqgi7o


TB「…………」


以下略



800: ◆T4SUG8REFC3M[saga]
2015/06/06(土) 22:24:48.10 ID:lcfJqgi7o


QB『暁美ほむらはね、最強ともいうべき異質な固有魔法を持っているんだ』

QB『彼女自身はその力が気に入らないのか、普段はなるべく使わないようにしているけどね』
以下略



801: ◆T4SUG8REFC3M[saga]
2015/06/06(土) 22:26:37.22 ID:lcfJqgi7o

………………



以下略



802: ◆T4SUG8REFC3M[saga]
2015/06/06(土) 22:28:59.20 ID:lcfJqgi7o


「あの腕が落下することはないし、再生することもない。 そういう『概念』が無いから」


以下略



803: ◆T4SUG8REFC3M[saga]
2015/06/06(土) 22:30:37.41 ID:lcfJqgi7o

私は目の前の空間に浮いている……いや、在ると言ったほうが正しいだろうか。
何にせよ、そこに見える『亀裂』のようなものに、右手の指を差し込んだ。

そのまま指を動かしていくと、空間の亀裂はやわらかな動きで拡がっていく。
以下略



804: ◆T4SUG8REFC3M[saga]
2015/06/06(土) 22:31:47.08 ID:lcfJqgi7o


この世のありとあらゆるものを、引き裂く力。

物質も、空間も、概念でさえ――切り裂き、引き剥がし、奪い取る。
以下略



805: ◆T4SUG8REFC3M[saga]
2015/06/06(土) 22:33:06.60 ID:lcfJqgi7o

歩きながら手を下ろすと、裂け目はその両端を私の背中へと移した。
今の私を真正面から見れば、きっと巨大な翼を開いているように見えることだろう。

まるで世界を壊す、悪魔のように。
以下略



806: ◆T4SUG8REFC3M[saga]
2015/06/06(土) 22:35:12.76 ID:lcfJqgi7o

魔女の姿はどこにも見えないが、私は弓を正面に構えた。

紫の光でできた矢をつがえ、ゆっくりと指を引く。
その指の動きに合わせて、矢の後端に三本の『裂け目』が開いていった。
以下略



807: ◆T4SUG8REFC3M[saga]
2015/06/06(土) 22:36:31.00 ID:lcfJqgi7o

振り返ると、そこには音もなく忍び寄っていた魔女の姿があった。

いきなり自分へ向けてUターンしてきた光の矢を、彼女は咄嗟に首を振って避けようとする。
どうにか額への直撃はまぬがれたものの、残っていた方の腕が根本から吹き飛んでしまった。
以下略



808: ◆T4SUG8REFC3M[saga]
2015/06/06(土) 22:38:28.70 ID:lcfJqgi7o


『           』


以下略



809: ◆T4SUG8REFC3M[saga]
2015/06/06(土) 22:39:49.48 ID:lcfJqgi7o


指の動きに合わせ、細長い線が、まっすぐに伸びていく。

まるで透明なキャンバスに描かれた一本の線は、そのまま彼女の前足の切り取り線になる。
以下略



810: ◆T4SUG8REFC3M[saga]
2015/06/06(土) 22:41:14.58 ID:lcfJqgi7o


……今、かすかに何かが聞こえたような気がした。

動く手段を完全に失い、地面に転がってもぞもぞと動く魔女を見つめながら、自分の耳に手をやってみる。
以下略



811: ◆T4SUG8REFC3M[saga]
2015/06/06(土) 22:43:19.97 ID:lcfJqgi7o


『………  ……ギ……… ……ッ』


以下略



812: ◆T4SUG8REFC3M[saga]
2015/06/06(土) 22:44:28.40 ID:lcfJqgi7o

正直に言って、私は彼女の断末魔の叫びなど聞きたくもない。
その行いを許すことはできないが、こうなってしまえば恨みもないし、
あったとしても、彼女が苦しむ姿を見て喜ぶほど歪んではいない。

以下略



813: ◆T4SUG8REFC3M[saga]
2015/06/06(土) 22:45:44.39 ID:lcfJqgi7o





以下略



814: ◆T4SUG8REFC3M[saga]
2015/06/06(土) 22:48:07.83 ID:lcfJqgi7o

少し遠くの方に、ふたつの白い影が見える。

ひとつは見慣れた小動物サイズ。
もうひとつは、最近見慣れてきた人間サイズ。
以下略



815: ◆T4SUG8REFC3M[saga]
2015/06/06(土) 22:49:12.80 ID:lcfJqgi7o


彼らに向かって、何気なく挙げた左手の甲。


以下略



816: ◆T4SUG8REFC3M[saga]
2015/06/06(土) 22:50:23.61 ID:lcfJqgi7o


目の前で宝石が砕け散り、完全に意識を失うまでの、わずかな時間。

私の両耳は、今度こそ本当に再生を終えて、さっきからずっと聞こえていた魔女の叫びを受け取っていた。
以下略



817:名無しNIPPER[sage]
2015/06/29(月) 06:18:17.01 ID:wzChSI9j0
保守


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