過去ログ - さやか「もしもキュゥべえが人型でサポート役だったら?」TB「僕はトウべえだよ」
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771: ◆T4SUG8REFC3M[saga]
2015/04/06(月) 03:59:40.91 ID:RTUYZJjDo


ほむら「くっ……!」


ほむらが放った三本目の矢は、あいを中心に突如巻き起こった暴風に弾かれて地面へ刺さる。
ついさっきまであいが寝転んでいたその場所は、そこだけが青々と茂った草花に覆われていた。

簡易的な治療の魔法――魔法少女や人間型インキュベーターなら誰でも使うことができるその魔法で、
あいは爆風に焼かれた背中の下の草花を治し続けていたのだろう。

その無意味な魔力の放出によって、わざとソウルジェムに穢れを溜めこんだのだろう。


そしてそのために、彼女は時間を稼いでいたのだ。


あい『……あの人のいる場所に導かれないなら、死ぬ意味も無いと思って生きていた』

あい『だけど、あの人が居ないなら……生きる意味も、ないね』


表面に亀裂を走らせているソウルジェムをくわえたまま、あいはテレパシーでほむらに語りかける。
その周囲に吹き荒れる風は、その場所がまるで別の空間であるかのように新たな矢の侵入を拒み続けていた。




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