過去ログ - さやか「もしもキュゥべえが人型でサポート役だったら?」TB「僕はトウべえだよ」
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785: ◆T4SUG8REFC3M[saga]
2015/06/06(土) 21:46:53.85 ID:lcfJqgi7o


それは獣だった。

漆塗りのような黒い毛並み、荒々しく暴力的な四本の足。
以下略



786: ◆T4SUG8REFC3M[saga]
2015/06/06(土) 21:49:00.60 ID:lcfJqgi7o


『――!』


以下略



787: ◆T4SUG8REFC3M[saga]
2015/06/06(土) 21:53:19.00 ID:lcfJqgi7o

近づく私に対してヒステリックに投げられる保育器は、避けるまでもなく背後で砕けていく。
とはいえ、減速して弓を構えればさすがにぶつかるだろう。


以下略



788: ◆T4SUG8REFC3M[saga]
2015/06/06(土) 21:54:07.65 ID:lcfJqgi7o


『―――!!』


以下略



789: ◆T4SUG8REFC3M[saga]
2015/06/06(土) 21:58:02.03 ID:lcfJqgi7o

とりあえずさらに距離を詰めようとした時、魔女が体を丸め、背中をこちらに向けていることに気が付いた。

よく見ると、黒々とした毛並みが広がる魔女の背には、赤い線のようなものが刻まれている。
その部分だけ細長く毛皮を剥がしたように、血潮の色でたまご型の楕円が描かれているようだ。
以下略



790: ◆T4SUG8REFC3M[saga]
2015/06/06(土) 22:00:19.41 ID:lcfJqgi7o

私の手足が届く距離まで近づくと、魔女はさすがに顔を上げて立ち上がった。
その勢いで空中に飛び上がり、宙返りするようにして再び背を向ける。

……手が届かず、避けることもできない距離から撃とうという考えだろう。
以下略



791: ◆T4SUG8REFC3M[saga]
2015/06/06(土) 22:03:54.60 ID:lcfJqgi7o


『!!?』


以下略



792: ◆T4SUG8REFC3M[saga]
2015/06/06(土) 22:07:46.24 ID:lcfJqgi7o

遠距離攻撃が失われたことを魔女も察したのか、地面に転がった彼女は頭に生えた腕の筋肉を使い、
揃えた指先を私に突き立てようとしてきた。

やはり素早い動きだが、格闘なら『佐倉杏子』と比べるまでもない。
以下略



793: ◆T4SUG8REFC3M[saga]
2015/06/06(土) 22:09:27.37 ID:lcfJqgi7o


思ったよりもずっと軽い、いくらを噛み潰した時のようなぷちぷちという感触が足に伝わる。


以下略



794: ◆T4SUG8REFC3M[saga]
2015/06/06(土) 22:13:21.41 ID:lcfJqgi7o


「………?」


以下略



795: ◆T4SUG8REFC3M[saga]
2015/06/06(土) 22:15:04.86 ID:lcfJqgi7o

咄嗟に矢を真上に放つと、宙に舞う破片が円柱状に消し飛んでいった。

おかげでプラスチック片に傷つけられることは無かったが、
頬に触れた手には、真新しい鮮血が少しだけ付着している。
以下略



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