7: ◆LUrsvHMguE[saga]
2013/09/07(土) 22:56:49.43 ID:Jyz35gQ40
「あの……」
と、突然上条は声をかけられた。
声をした方向へと身体を向けると、一人の少女が目に入る。襲われていた少女だ。
まだその顔にはあどけなさが残ってはいるが、体の所々は大人のそれとそう変わりなく、女性と関わりのない上条は少し胸を高鳴らせた。
少女は再び上条へと「あの……」と言うと、上条は少し上擦った声で「はい?」と返答した。
佐天「私、佐天って言います」
上条「あ、ああ。俺は……いや、今は少し訳あって名乗れない」
佐天「そうですか……その、助けてくださってありがとうございます」
上条「いや、あれは俺の……友達だったから。それで、なんでこんな時間に?」
佐天「えーとですね。十一時三十分にここへくると、虹色の蛍がどこかの研究所から出てくるっていう都市伝説がありまして」
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