過去ログ - 霧切「苗木君、貴方には死んで欲しかった」
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以下、新鯖からお送りいたします
[saga]
2013/09/08(日) 08:22:32.36 ID:Qd2LjVffo
言いたくないのか、言えないのか
「早くしなさい」
辛そうな彼を前にして私は回答を催促し、
頷く彼に心を痛める愚かしい自分にため息をついた
それも、苗木君は自分に対してだと感じたのか、首を横に振った
「本当は僕らは知り合いで、何らかの衝撃的な出来事によって全てを失い、記憶も失った」
続けようとした彼の唇は震え、瞳は私を捉えて放さない
「そして何らかの理由によってこの学園に隔離された……崩壊、または汚染された世界から守るために」
「……ありえない。とは言えないけれど途方もない話ね」
もしもそれが真実なら、殺し合わせる理由がわからない
その矛盾を頭に響かせ、彼の言葉を否定する
「でも、ならなぜ殺しあわせる必要があるのかしら? 守るためならそんなことは普通しないわ」
「そこで16人目の高校生だよ」
「16人目……」
「そう、霧切さんの見つけた名前。戦刃むくろ。彼女が16人目なんだ」
穴はあるけれど、確かな理由に基づいた苗木君の考え
その最後の言葉を、彼は言った
「16人目の彼女によって守るという目的がこんな監禁された殺し合いゲームにされてしまったんだ」
「………………」
否定するための言葉を探す。
認めたくない現実から逃れるための一手を探す
「苗木君――……」
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