過去ログ - 【Fate/stay night】桜「ライダーの馬、変わった名前ね」
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442: ◆VUVWczQ0wI[saga]
2013/09/08(日) 21:16:21.00 ID:hkw2fN9Zo
しん、と静まり返った空間で、士郎は倒れた体を起こした。

この静けさは嵐が過ぎ去ったからなのか、

それとも轟音で耳がやられたからかは分からない。
以下略



443: ◆VUVWczQ0wI[saga]
2013/09/08(日) 21:17:10.58 ID:hkw2fN9Zo
セイバー「最期だ……」

騎士は鎧の修復など後回しに、黒い剣に魔力を込める。

士郎「まずい!」
以下略



444: ◆VUVWczQ0wI[saga]
2013/09/08(日) 21:18:05.48 ID:hkw2fN9Zo
士郎「駄目だ!」

士郎は瞬時に理解した。

あの奥義ではセイバーの宝具に対抗できない。
以下略



445: ◆VUVWczQ0wI[saga]
2013/09/08(日) 21:19:00.47 ID:hkw2fN9Zo
士郎「ギ━━━━ア━━!」

前に突き出した腕が暴れる。

外からは漆黒の光の衝撃が。
以下略



446: ◆VUVWczQ0wI[saga]
2013/09/08(日) 21:19:35.97 ID:hkw2fN9Zo
巨大な闘気が騎士を砕く。

跳ね上げられた騎士の体は一直線に地面に落下。

受け身も取れず、背中から無残に叩きつけられる。
以下略



447: ◆VUVWczQ0wI[saga]
2013/09/08(日) 21:20:28.80 ID:hkw2fN9Zo
士郎は走った。騎士の元へ。

儀式用の短剣を握り締め、倒れた体に圧しかかる。

セイバー「ぁ……シ、ロウ…………?」
以下略



448: ◆VUVWczQ0wI[saga]
2013/09/08(日) 21:21:25.72 ID:hkw2fN9Zo
騎士の体が消えると同時に、刺さった短剣も音を立てて弾け飛んだ。

サーヴァント程の力を消した代償だろう。

士郎は左腕の拘束を締め直すと、倒れる巨人に向かってゆっくりと歩き出した。
以下略



449: ◆VUVWczQ0wI[saga]
2013/09/08(日) 21:22:10.58 ID:hkw2fN9Zo
士郎「ライダー、無事か」

その言葉に反応してか、大穴の空いたコックピットから

東方不敗が這い出してきた。
以下略



450: ◆VUVWczQ0wI[saga]
2013/09/08(日) 21:23:14.02 ID:hkw2fN9Zo
━━━━ どれ位目を閉じていたのだろう。

一分か、十分か。果ては一時間なのか。

背中から伝わる地鳴りに東方不敗は重い上体をゆっくりと起こす。
以下略



451: ◆VUVWczQ0wI[saga]
2013/09/08(日) 21:24:02.22 ID:hkw2fN9Zo
黒い炎が燃える祭壇へ辿り着く。

既に聖杯の九割は成り、黒く巨大な杯は大空洞の天蓋に届くほど成長していた。

最初は聖杯に奇妙な模様があると思っていたが、
以下略



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