過去ログ - 日誌 ロールシャッハ記 9月1日 ヨークシンシティ
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以下、新鯖からお送りいたします
[saga]
2013/09/09(月) 21:01:18.46 ID:wkFc3Fii0
日誌 ロールシャッハ記
1999年 9月3日
ゴンとキルアから、ゼパイルという男を紹介された。
グリードアイランド入手のための資金繰りの協力者だという。
見るからに胡散臭い男だ。
二人を騙して金をかすめ取ろうなどいう考えならば、
相応の覚悟をしておけと伝えておいた。
ハンターサイトにノストラードファミリーの連中の顔写真がいくつか上がっていた。
クラピカの姿はなかった。
奴と逢ったことは、ゴンとキルアには言うなとレオリオに釘を刺された。
そのとおりかも知れない。
便利なものだ。
インターネットなるもので情報を得られるとは。
ただしその情報の信憑性は、指を折られた者の言葉よりはるかに劣る。
確証を得るためには、己の足で行動する必要がある。
幻影旅団に関して、二人の情報が入った。
サムライ風の男と若い女。
現在、その二人のいる広場まで来ている。
ひとまずの確証は得られた。
クラピカの念能力を見た。
詳細は不明だが、その鎖で旅団員を束縛できるほど強いものだ。
おそらく、強大な制約を自らに架したのだろう。
旅団も恐怖心と復讐心とを抱いているに違いない。
復讐。
俺の師は俺の怒りを、目玉のくりぬかれた空っぽの眼窩で見抜いた上、
その怒りは自分の目より空虚なものだと言った。
きっと師はクラピカに対しても同じことを言うだろう。
あるいは、奴も自身の師にそう言われたに違いない。
だがそれは見当違いだ。俺や奴の行為から生まれるものは必ずある。
それはあのパラソルの下で二人が発している、新たな怒りなどでは断じてない……
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