42: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/09/15(日) 15:55:05.35 ID:zX+7aILj0
そうこうしている内に、場には再びカードが溜まり、俺の番。
ちなみにこれが最後の1枚。
京介「……4。 あがりだけど」
43: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/09/15(日) 15:55:32.40 ID:zX+7aILj0
京介「……お前、なんで俺が吐いた嘘、全部分かるんだ?」
もう勝ち目は無いわけだし、俺は桐乃にそう尋ねる。 するとこいつは、こう答えた。
桐乃「そんなの、顔見れば一発だってーの。 何年一緒に居ると思ってんの?」
44: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/09/15(日) 15:56:54.69 ID:zX+7aILj0
桐乃の余裕は当然で、案の定こいつは全部が本当のカードだった。
で、俺が最下位の桐乃がトップ。
桐乃「あっれえ? あたしぃ、弱いのに京介に勝っちゃった? おっかしいなぁ!」
45: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/09/15(日) 15:57:57.01 ID:zX+7aILj0
いつまでも終わりそうにないこの拷問はいつまで続くのだろうか。
なんて、そんな風に思ったとき、黒猫から声が掛かる。
黒猫「そう言えば、仲が良さそうなあなたたちを見て思い出したのだけれど」
46: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/09/15(日) 15:59:57.58 ID:zX+7aILj0
京介「……ん?」
映し出されていたのは、キスをしている俺と桐乃。
京介「って待て!! お前これ何だよ!?」
47: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/09/15(日) 16:00:51.64 ID:zX+7aILj0
ていうか、そうだよな。 マスケラの本とかも置いてあったんだし、その時点でこの可能性に気付くべきだったか。
桐乃「あ、あははは。 あたしもそう思う。 そんなバカップル居たら見てみたいなぁ〜」
こいつ、黒猫がからかって言ってるのに気付いてねえ。 つうか、どう見たって写真に写ってるのは俺とお前じゃねえかよ。
48: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/09/15(日) 16:01:26.62 ID:zX+7aILj0
桐乃「ほ、ほんとだ〜。 あはははは」
黒猫「あなたと一緒の苗字なのね」
桐乃「ふ、不思議だね」
49: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/09/15(日) 16:02:22.88 ID:zX+7aILj0
沙織「京介氏は先ほどからだんまりですが、どうかされましたかな?」
京介「い、いや別に? ただ、ちょっと乗り物酔いかなぁ?」
黒猫「あら大変。 先輩、仕方ないからわたしが膝枕をしてあげるわ」
50: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/09/15(日) 16:05:16.00 ID:zX+7aILj0
こいつら本当に悪ノリ好きだよな! あんま桐乃をからかわないで欲しいぜ。
桐乃「あたしがやるっての! 京介ほら早くして!」
桐乃は言いながら、俺の首根っこを掴む。 で、無理矢理自身の膝へ倒す。
51: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/09/15(日) 16:06:04.88 ID:zX+7aILj0
桐乃「ふひひ」
桐乃はというと、カメラに向けて満面の笑み。
……こうなるのが俺は嫌だったんだ。 桐乃がこうなると、しばらく治らないし。
52: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/09/15(日) 16:08:26.43 ID:zX+7aILj0
以上で本日の投下終わりです。
乙、感想ありがとうございます。
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