2:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/12(木) 14:43:13.68 ID:1wN6DCnvo
私、二条泉は、
同じ部活の部長である清水谷先輩に惹かれていた。
いつからだろう。もう覚えてもいない。
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2013/09/12(木) 14:44:30.54 ID:1wN6DCnvo
園城寺先輩。
体は弱くて、儚くて…それでも、心は、強い。
私だって、支えてあげたくなるし、守ってあげたくなる。けど……
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2013/09/12(木) 14:46:01.33 ID:1wN6DCnvo
新体制についての話し合い、確認、
オータムのレギュラー会議。
会議は淡々と進んでいく。
会議の内容は理解してるのだけど、
5:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/12(木) 14:46:38.12 ID:1wN6DCnvo
「……さて、怜、帰ろう?」
毎度のことだ。
練習が終わるのと同時、
清水谷先輩は園城寺先輩に手を伸ばす。
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2013/09/12(木) 14:48:05.18 ID:1wN6DCnvo
(今日は…『お疲れ』って、言ってくへんやったな……)
隣に居たいとは思わない。
恋人になれるとも思っていない。
ほんの少しの挨拶、
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2013/09/12(木) 14:48:39.71 ID:1wN6DCnvo
「泉ー」
声をかけてきたのは次期部長、
いや、正式にはもう部長の、船久保先輩。
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2013/09/12(木) 14:49:08.83 ID:1wN6DCnvo
ドヤドヤと皆帰っていって、今は船久保先輩と二人。
黙々と学校ごとにファイリングを行い、
インデックスを付けていく。
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2013/09/12(木) 14:49:53.05 ID:1wN6DCnvo
「次………は、と」
手に取った牌譜。
準決勝の、清水谷先輩の牌譜。
喰いタンを上がっている局だ。
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2013/09/12(木) 14:51:33.29 ID:1wN6DCnvo
「な、まさか。…園城寺先輩やあるまいし」
「ありえへん訳やないと思うで?」
「人の能力をコピーするんが、ですか?」
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2013/09/12(木) 14:52:57.45 ID:1wN6DCnvo
船久保先輩、ひょっとして、
「………あの、」
「ん?」
12:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/12(木) 14:55:39.82 ID:1wN6DCnvo
「…………そうやなぁ」
先輩の口が開いた、その時。
大きく、部室の扉が開いた。
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