20:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/12(木) 23:57:06.40 ID:1wN6DCnvo
なすがままにされるうちに、病院に辿り着く。
目の前に光る、『手術中』の文字。
否応なく、現実を認識させられた。
その光の下には、先輩の家族とおぼしき人、
そして、泣き腫らした顔の、園城寺先輩が居た。
「っ………あ、みんな……」
「怜……お前、怪我は……?」
「…擦り傷だけやから……だいじょうぶ。それより、竜華が………」
先輩は溢れでる涙をまた拭う。
その仕草を、幾度となく繰り返しているのだろう。
目尻が真っ赤になっている。
一方の私はというと、
どこからそんなに涙が出るんやろ、なんて、
ひどく冷めたことを考えていた。
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