過去ログ - 京子「ごらく部が監視されている」
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252: ◆gYscp9wNvQ[saga]
2013/09/14(土) 03:38:24.66 ID:1FNBzH6K0
やがて一つの扉にたどり着いた。向日葵が暗証番号を入力すると扉が開く。
向日葵「到着しましたわ」
あかり「わぁぁぁ〜〜!」
253: ◆gYscp9wNvQ[saga]
2013/09/14(土) 03:39:40.91 ID:1FNBzH6K0
向日葵「どうです?素晴らしいでしょう」
あかり「うん、すごいね!でも、ここは一体どこなの?」
向日葵「生徒会のスイートルームですわ。七森中の屋上の一角に全面ガラス張りの塔が建ってる場所が
254: ◆gYscp9wNvQ[saga]
2013/09/14(土) 03:42:33.60 ID:1FNBzH6K0
豪華な部屋の中を興味津々に見て回るあかり。水槽の中の魚たちに笑顔を見せるあかり。
ガラス張りの窓から夕暮れの富山の景色を眺めるあかり。そんなあかりを向日葵は複雑な顔で眺めていた。
向日葵「・・・」
255: ◆gYscp9wNvQ[saga]
2013/09/14(土) 03:44:15.04 ID:1FNBzH6K0
向日葵「最初わたくしがごらく部を監視したのは赤座さんを守るためでした。ごらく部の魔の手から赤座さんを
救い出すために、例の3人の赤座さんに対する行動を見張るためでした。杉浦先輩のように
不純な動機を持つ者もいましたが、少なくともわたくしはその事以外考えていませんでしたわ」
あかり「・・・」
256: ◆gYscp9wNvQ[saga]
2013/09/14(土) 03:45:59.73 ID:1FNBzH6K0
向日葵「それからの日々は幸せでしたわ。船見先輩を一緒に殺したことも忘れられない思い出ですわね。
わたくし、今まで人を殺すときはいつも一人でしたので、(病院を襲撃したときはあかねさんも
一緒でしたが)なので誰かと一緒に殺人を行うことがこんなに素晴らしいんだってことに
その時初めて気づいたんですのよ。思えばあれがわたくしと赤座さんの初めての共同作業
だったのかもしれませんね」
257: ◆gYscp9wNvQ[saga]
2013/09/14(土) 03:51:07.75 ID:1FNBzH6K0
暗闇に包まれるスイートルーム。わずかな光はあるがお互いの表情が確認できるほどではない。
誰も何も言わない。暗闇と沈黙が辺りを支配していた。
あかり「・・・」
258: ◆gYscp9wNvQ[saga]
2013/09/14(土) 03:53:15.40 ID:1FNBzH6K0
あかり「えっと、実はあかりも向日葵ちゃんのことずっと好きだったんだぁ」
向日葵「えっ、本当ですの!?」
あかり「うん。でもどうせ無理だと思って諦めてたんだけど・・・」
259: ◆gYscp9wNvQ[saga]
2013/09/14(土) 03:56:02.51 ID:1FNBzH6K0
それから数日が経った。富山県警内では閉塞感が漂っていた。
一連の連続殺人事件の謎が全く解けないのである。数多くの事件が複雑に絡み合っている上に
手がかりも少ない。おまけに関係者が次々と殺されてしまったため余計に謎は深まるばかり。
260: ◆gYscp9wNvQ[saga]
2013/09/14(土) 04:05:45.23 ID:1FNBzH6K0
<第20章(エピローグ)>
向日葵「おーほっほっほっほ!笑いが止まりませんわ」
あかり「向日葵ちゃん、どうしたの?」
261: ◆gYscp9wNvQ[saga]
2013/09/14(土) 04:08:38.84 ID:1FNBzH6K0
今日もいつものように学校から帰ってきて、夕食後にリビングでくつろぐ2人。
あかりがふと向日葵の方を見ると、何やら一心に携帯をいじくっている。
あかり「向日葵ちゃん、何してるのぉ?」
262: ◆gYscp9wNvQ[saga]
2013/09/14(土) 04:10:17.83 ID:1FNBzH6K0
ブログのタイトルの所を見ていてあかりはふと思った。
あかり「そういえばこのSSのタイトル、もう完全に意味を成してないよね」
向日葵「それ、スカイツリーであかねさんにも言われましたわ。さすが姉妹ですわね、
263: ◆gYscp9wNvQ[saga]
2013/09/14(土) 04:11:41.48 ID:1FNBzH6K0
向日葵「ところで、富山の生活にも慣れましたか?」
あかり「うん、もうバッチリ!東京での生活も楽しかったけど、やっぱりあかりには富山が一番!
とっても落ち着くし、富山は最高だよぉ」
264: ◆gYscp9wNvQ[saga]
2013/09/14(土) 04:13:06.02 ID:1FNBzH6K0
向日葵「ゆ、ゆる、ゆり・・・?って何ですのそれ?新作のエロゲのタイトルですか?」
あかり「そんな訳無いでしょ。あかりに足りない物なんだと思ってるの?
てか向日葵ちゃん分かってて言ってるよね?」
265: ◆gYscp9wNvQ[saga]
2013/09/14(土) 04:17:11.87 ID:1FNBzH6K0
向日葵「赤座さん、今から一緒にお風呂に入りませんか?」
あかり「さっきゆるゆりって言ったでしょ〜。それじゃガチになっちゃうよ〜」
向日葵「はい?わたくしはただ一緒にお風呂に入ろうと言っただけなんですが。
266: ◆gYscp9wNvQ[saga]
2013/09/14(土) 04:23:10.25 ID:1FNBzH6K0
向日葵「赤座さん」
あかり「なあに?」
向日葵「大好きですわ」
267: ◆gYscp9wNvQ[saga]
2013/09/14(土) 04:25:50.06 ID:1FNBzH6K0
あとがき
こんなに長い話を最後まで読んでくださってありがとうございました。
この話を読んで少しでも楽しんでいただければ幸いです。
268:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/14(土) 04:47:21.13 ID:0SmsQtQxo
ゆるゆり書くんだったら次もひまあかで頼む
269: ◆gYscp9wNvQ[saga]
2013/09/14(土) 23:31:50.38 ID:1FNBzH6K0
連絡
**この作品の序盤で「殺す」や「死ね」といったセリフが誤って「ピー」となっていた点を修正した完全版を新たに作成しました。
まだお読みでない方はできればそちらの方をご覧下さい。
270:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/15(日) 00:15:07.81 ID:sdta0TASO
繰り返し注意するほど読む量としては長編と感じなかったけど
サスペンス、推理物、殺しあい、猟奇物、百合、メタなギャグ、不条理ギャグ等々の
どれを主体としてやりたかったのかがわからんかった
もちろん全部やりたかったんだろうけど、一度に何でもかんでも詰め込むなら
271:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/19(木) 23:25:14.30 ID:CyiTN64SO
まとめられる為にVIPでやってんのか?
272:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/21(土) 01:06:07.64 ID:xha+ZS3to
ここならともかくVIPだとあんま長いと読んで貰えないぞ
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