過去ログ - ジオン女性士官「また、生きて会いましょう」学徒兵「ええ、必ず」
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◆tK49UmHkqg
[saga]
2013/10/05(土) 16:26:59.68 ID:1LkoXoN30
<各機、状況の報告を!>
「こちら、アレク。射出完了」
<こちらウリエラ!アレックス機のすぐ後ろについています!>
<エリックです!こちらもなんとか、発進できています!>
俺の報告に続いて、ウリエラとエリックの声も聞こえた。それに続いて
<こちら第6小隊!こっちも全機問題なしだ。訓練通り、よろしく頼むぜ!>
と、ケイス隊長の声が聞こえてきた。以前の訓練と同様、キリの小隊と班を作ることになっていた。
この7機でなら、俺も戦いやすい。少なくとも組んだことのないやつとやるよりは、動きも予測しやすいし、連携が取れるのが明白だ。
彼方に、無数の光点が見えてきた。あれは、星なんかじゃない…敵意だ。
<敵部隊を目視!>
中尉の声が聞こえる。
<こちらケイス機。確認した>
<こちら管制室。接近中の敵編隊の解析が完了した。ソロモンで確認された突撃機だ>
<あのミサイルを抱えたやつだな>
管制室の声に、ケイス隊長が反応する。
<その通りだ。敵機は、3発の大型ミサイルを抱えた機体だ。
ソロモン攻略に使用された機体と同じならば、特殊加工されたミノフスキー粒子を積載したミサイルを発射、爆破し、
粒子を拡散させることでこちらのビーム兵器を無力化するのが目的た。学徒隊各機は、これを迎撃せよ。
なお、味方砲台によるビーム砲発射体勢も整っている。これによる被弾には、警戒せよ>
<了解、管制室。第1小隊、私に続いて!>
「了解です!」
俺たちは返事をして中尉の機体に続いた。光点の正体がはっきりと見えてくる。
確かに、大きなミサイルを3発、抱えるようにして腹の下に搭載している航宙機だ。だが…かなりの速度が出ている…
速度で攻撃も追撃も振り切って、あのミサイルを発射したら一目散に逃げるって算段なのだろう。まさに、突撃機だ。
<要塞対空砲、座標、B0からB190に固定。学徒隊、第5小隊、進路を下方へ変えろ。その位置は巻き添えを食う>
<こちら第5小隊、了解した>
<第5小隊の退避を確認。ビーム砲、発射!>
管制室の声とともに、太いビームの柱が敵機目がけて伸びて行く。一瞬にして、無数の爆発が起こる。
それでも、接近してきている機体のほんの一部にすぎない。連邦め、どれだけの数をそろえているんだ!?
戦闘前に、こっちの戦略兵器で相当数の戦力を削いだって話だったのに、まだ、これだけ余力を残しているなんて。
<来るわよ!各機、編隊を維持しつつ、各個で敵を撃破!>
俺は中尉からの無線を聞いて、すぐさま火器管制をオンにした。モニター上に写る無数の敵機を、コンピュータがロックする。
俺はレバーの引き金を引いた。ザクに装備されたマシンガンが火を噴く。宇宙空間に破線が伸びて行って、小さな爆発が確認できる。
これだけいれば、数を打てば下手でも当たる。だが、効率よくやらないと、たちまち弾切れだぞ…
「エリック!無駄弾を撃つなよ!この数だ、一発必中させるくらいに注意して行け!」
<無茶言うな!こっちはビビリまくってどうしようもないんだ!そんな器用なマネ、出来るかよ!>
エリックはそう言いながらも、慎重に狙いを定めているのが分かる。エリック機がマシンガンを掃射した。長めに撃ち出された弾丸は、曳光弾の破線を引いて、敵機の編隊に襲い掛かり撃墜する。
<や、やったぞ!初戦果!>
<エリック、喜ぶなよ。こんなの、的当てと同じじゃないか>
キリの呆れたような声が聞こえてくる。
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