過去ログ - 京子「ごらく部が監視されている」【完全版】
1- 20
234: ◆gYscp9wNvQ[saga]
2013/09/14(土) 07:55:42.24 ID:1FNBzH6K0
<第19章>

こうしてあかりと向日葵、それぞれの想いが交錯する中、2人は無事に富山に帰ってきた。

懐かしの地富山!思い出の地富山!彼女らがこの地を旅立ってからもうかれこれ1ヶ月もの月日が
流れていた。

あかり「わあぁぁ〜、懐かしいなぁ!駅前はあまり変わってないね〜」

向日葵「そうですわね。あそこの店、覚えてますわ。まだ潰れてなかったんですのね」

あかり「あかりよくあの店行ったんだよぉ。まだあったんだ〜」

久々の富山に大はしゃぎの2人。

だが、そんな2人に待ち受けていたものはまるで正反対だった。

楓「お姉ちゃん、生きてて良かった〜」グスッ

向日葵「ああ楓!お姉ちゃんはここにいますわ、だから大丈夫ですのよ」ダキッ

奇跡の再会を喜び合う古谷姉妹。感動の瞬間であった。喜びの涙が頬を伝わる。

すぐそばであかりも泣いていた。だがその涙は喜びの涙ではなかった。

あかり「お、お姉ちゃん・・・。うぅ、グス、な、なんで死んじゃったの・・・?」ポロポロ

富山に帰ってきてから姉あかねの死を知らされたあかり。悲しみの涙が止まらない。

向日葵「赤座さん・・・」

向日葵があかりの傍に寄ってくる。

あかり「お姉ちゃん・・・。ううううう、グスッ、エグっ」ポロポロ

あかりを優しく抱きしめる向日葵。

向日葵「赤座さん、大丈夫ですわ。わたくしが付いているじゃないですの。わたくしは
    赤座さんを一人にしたりはしませんわ。だから安心してください」

あかり「うぅぅ、向日葵ちゃん!うわぁぁぁん!」

あかりは向日葵の腕の中でいつまでも泣き続けた。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
265Res/283.23 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice