過去ログ - 京子「ごらく部が監視されている」【完全版】
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86: ◆gYscp9wNvQ[saga]
2013/09/14(土) 06:45:10.95 ID:1FNBzH6K0
向日葵「船見先輩は池田先輩を殺害したあと、手紙を見つけて処分してこれで証拠は消えたと
    思ったんでしょうが、実はまだもう1枚残ってたんですの。
    それを船見先輩が立ち去った後でわたくしが回収したんですわ」

結衣「なんということだ・・・」

結衣「じゃ、じゃあ、私が手紙を出したのも知ってたのか?」

向日葵「ええ。わたくしは初めから船見先輩が怪しいと睨んでいたんですの。それであなたの行動を
    監視していたら池田先輩の家に手紙を入れるのを目撃したので、先ほどの手紙を入れたんですわ」

結衣「なら何で私が千歳を殺すのをとめなかったんだ。仲間だったんだろ?」

向日葵「櫻子が亡くなられたあたりから、我々のやり方に反対するようになってきて。
    そもそも池田先輩は見張り役といった雑用しかできなくて邪魔だったんですの。
    その見張り役でも船見先輩ごときにやられる体たらく。おまけに記憶喪失。
    はっきり言って足でまといでしたわ」

結衣「・・・」

向日葵「でも私が手を出すと杉浦先輩に怒られるに決まっています。それで船見先輩に
    代わりに殺してもらおうと思ったんですわ。それに・・・」

結衣「それに・・・?」

向日葵「船見先輩、今日あなたはどうして生徒会室にのこのことやってきたんですか?
    証拠があるなら先に警察に言えば良かったですのに」

結衣「そ、それは・・・」

向日葵「できなかったんですわよね。だって、詳しく調べられたら自分も捕まってしまいますものね」

結衣「うっ・・・」

向日葵「それが狙いだったんですわ。自分も殺人を犯している後ろめたさから警察に相談
    できなくさせるために池田先輩を殺すのをとめなかったんですの」

結衣の様子が時々おかしかったのは千歳を殺した為でもあったのである。

向日葵「でも証拠はしっかりもらいましたわよ。いざって時にあなたをこれで脅迫できますからね」

向日葵はそう言って例の手紙をヒラヒラとさせる。

結衣「はは、古谷さん。君は本当に悪魔のような人だね」

向日葵「ありがとうございますですわ」

結衣「だから褒めてないんだよ」


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