過去ログ - 灰原「工藤君は私のものよ!」 灰原’「いいえ、私のものよ」 コナン「!?」
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名無し
[saga]
2013/09/30(月) 15:02:07.06 ID:jJF9FhDB0
新一「よし…着いたぜ」
哀「ええ、ご苦労様」
新一「案内するよ、花は持ったか?」
哀「ええ、行きましょう」
直接お姉ちゃんの最後を私は見たわけでは無い。
それでもやはり胸が高鳴ってくる。
彼の心中は、どうなっているのか。
死にゆくお姉ちゃんを救えなかった。
その事をずっと胸に秘めていたことが、車中の会話でよくわかった。
彼はああ言ってくれたが、彼をここにつき合わせたのはやはり無神経だったのかもしれない。
新一「…この辺りだ」
哀「ここが…」
新一「ああ、彼女はここで俺に組織の僅かな手がかりを残して逝ったよ」
新一「ほんの僅か早ければ、撃たれる前に助けられたのかもしれねーのにな…」
哀「いっちゃん…」
とても悲痛な顔をしている、普段は目にすることのない表情だ。
やはり彼にとってもこの場所は心の傷だったのだ。
…だからこそ、ここで区切りをつけなければ。
2人で一緒に。
哀「…お姉ちゃん、聞こえる? 」
哀「私もすっかり大人になっちゃった」
哀「今あったらびっくりするかもね」
哀「あの日から、色々あったけど何とか生きてきたわ」
哀「隣にいる人、誰かわかる?工藤新一くんよ?」
哀「お姉ちゃんを最後に助けてくれた人、今は私の旦那さんだよ」
新一「哀…」
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