過去ログ - 凛「私は――負けない」
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37: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/09/16(月) 03:44:22.51 ID:Csght9Kio

私は、偶像。

あの人が“渋谷凛”を形作り、

以下略



38: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/09/16(月) 03:44:59.01 ID:Csght9Kio

人間には誰しも、自己顕示欲と云うものがある。

ねえ、もっと私を見て?

以下略



39: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/09/16(月) 03:45:27.48 ID:Csght9Kio

ただの容れ物だとはいえ、大勢が見てくれるのは嬉しいこと。

頑張れば頑張るだけ、ニュージェネレーションの露出も増えるし、未央たちの手助けにもなる。

以下略



40: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/09/16(月) 03:46:15.08 ID:Csght9Kio

勿論、あの人はプロデューサーで、私はアイドル。

この仄かな憧れを、これ以上昇華させるわけにはいかない。

以下略



41: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/09/16(月) 03:46:46.34 ID:Csght9Kio
凛はこれまでに何度も繰り返してきた自問と自答を終えると、ふぅ、と軽く一息吐き、シャワーを止めた。

あまり長居をしてはいけない。撤収の準備は間もなく始まる。

彼女は手早く身なりを整え、シャワー室を後にした。


42: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/09/16(月) 03:47:13.14 ID:Csght9Kio


・・・・・・・・・・・・


以下略



43: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/09/16(月) 03:47:55.79 ID:Csght9Kio
……ああ、業界最大手の961プロ、その社長じゃない。

凛は立ち止まって、唇を噛んだ。

この世界では批判や誹謗など日常茶飯事。
以下略



44: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/09/16(月) 03:48:29.98 ID:Csght9Kio
……いや、ショックを受けている暇などない。これを成長の糧としなければならないのだ。

961ほどの大手からすれば、まだまだ私はひよっこ。

凛は自分にそう言い聞かせ、彼ら来賓の前で偶像を演じるため、さらに歩を進めた。


45: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/09/16(月) 03:49:11.51 ID:Csght9Kio


・・・・・・


以下略



46: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/09/16(月) 03:49:50.51 ID:Csght9Kio
「俺が何かヘマやらかしたか? 気を損ねたなら謝るが」

「ううん、違うよ。そうじゃない」

その言葉とは裏腹に、唇はへの字に曲がっていた。
以下略



47: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2013/09/16(月) 03:50:19.99 ID:Csght9Kio
しばらくの後、Pの方に顔を向けて続けた。

「……私がどうこう云われるのは構わないよ。自分自身まだまだだって自覚しているし。
 ……でも、プロデューサーのことを悪く云われたのが……悔しくて……」

以下略



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