140:1[saga]
2013/09/19(木) 21:40:03.09 ID:HkcRUVai0
そんな右京と神戸が立ち去る姿を窓越しから良美は不気味な目つきでジッと見つめていた。
神戸「あの…奥さん、どうかなされたんですか?」
良美「いいえ、それよりもお連れの刑事さん遅いですね。」
141:1[saga]
2013/09/19(木) 21:40:40.81 ID:HkcRUVai0
神戸「まああの人の事ですから、きっと気になる事でもあるんじゃないのですかね。
あれ?この画用紙…子供の絵ですね?
けどおかしいな?お宅はお子さんいないんじゃ…それにこの絵に描かれている名前…
佐伯俊雄?この名前確か…行方不明になっている少年の名前じゃ!?」
142:1[saga]
2013/09/19(木) 21:41:53.73 ID:HkcRUVai0
神戸「ご主人!しっかりしてください!…ダメだ…もう死んでる…けど何で?」
良美「鬱陶しかったんです…コーヒーの豆がブルーマウンテンじゃないとダメだとか、
卵の黄身を半熟にしろとか…誰と勘違いしたのやら…私はもう良美じゃないのに…」
143:1[saga]
2013/09/19(木) 21:42:31.01 ID:HkcRUVai0
神戸は頭を殴られてそのまま床に倒れた。
その良美の背後には白塗りのゾンビのような姿をした少年が現れ、
良美は手を繋ぎ先ほどの居間の方へと戻っていった。
144:1[saga]
2013/09/19(木) 21:43:04.39 ID:HkcRUVai0
その頃、先ほどGT-Rに乗り急いで佐伯家を後にした右京と神戸だが
右京は何故あの家から立ち去らなければいけないのかを神戸に尋ねたが返答は…
神戸「すみません…今は言えません…」
145:1[saga]
2013/09/19(木) 21:43:53.18 ID:HkcRUVai0
右京「この絵…佐伯俊雄…あの事件で未だ行方不明の少年が描いた絵ですね。
……恐らく僕がまた北田さんのところに戻ると言ってもキミは反対するのでしょうね。」
神戸「えぇ、断固として阻止させていただきます!」
146:1[saga]
2013/09/19(木) 21:44:34.33 ID:HkcRUVai0
〜鈴木達也の実家〜
コンコン コンコン
147:1[saga]
2013/09/19(木) 21:45:05.90 ID:HkcRUVai0
右京「信之くん!」
神戸「キミ…まだ無事だったんだね!この家の人はどうなったの!?」
信之「みんな…みんな…死んだ…あの女の人と…子供が…」
148:1[saga]
2013/09/19(木) 21:45:48.10 ID:HkcRUVai0
それは…この家の主である鈴木泰二とその妻ふみの死体であった。
二人のの死に顔はまるで何か得体の知れないモノに恐怖し…それから逃げようとした態勢で死んでいた。
右京「鈴木さん!…死んでいる…おや?…そこにいるのは誰ですか!?」
149:1[saga]
2013/09/19(木) 21:46:45.73 ID:HkcRUVai0
その後、神戸の通報を受けた地元警察が到着。
二人の死因は心臓麻痺によるショック死と診断され事件性は無いと判断された。
生き残った響子と信之だが響子は精神病院に入院させられ、信之も…
150:1[saga]
2013/09/19(木) 21:47:23.81 ID:HkcRUVai0
〜特命係〜
右京「納得いきません、どうもあの家では佐伯家の事件以来奇妙な事ばかりが起きています。
これは最早事件性があると僕は判断します!」
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