98:1[saga]
2013/09/17(火) 17:27:44.20 ID:GoIyQwV+0
 第2話 呪怨 
  
  
 2011年 8月 
  
99:1[saga]
2013/09/17(火) 17:28:31.22 ID:GoIyQwV+0
 それから右京は神戸と瀬戸内の二人に以前佐伯家で起きた事件の事を説明した。 
 その直後、亀山が言っていた奇妙な事と小野田の死の予言についても… 
  
 神戸「佐伯…確か練馬区で起きた惨殺事件の犯人ですよね。 
 犯人は捕まったけどその日の夜に警視庁の拘留所で死んだっていう…」 
100:1[saga]
2013/09/17(火) 17:29:02.58 ID:GoIyQwV+0
 右京「さぁ、何でしょうかね。」 
  
 瀬戸内「恨みだよ、連中は生前何か強い想いを現世に残しちまった哀れな連中なわけだ。 
 そしてそれが…やがて呪いを生む。」 
  
101:1[saga]
2013/09/17(火) 17:29:46.16 ID:GoIyQwV+0
 瀬戸内「仏法ではな、親より早く死んだ子供は三途の川へ連れて行かれて、 
 石を積まなきゃならんと言われている。だが…もしも…もしもだ。 
 俊雄くんが生きて亡者となっていたとしたらだ… 
 恐らくそいつは現世に留まり…より強力な呪い、つまり『呪怨』を生むんじゃねえのかな。」 
  
102:1[saga]
2013/09/17(火) 17:31:31.35 ID:GoIyQwV+0
 瀬戸内の参考になるのか微妙な説法も終わり、右京と神戸は警視庁に戻ってきた。 
 しかし戻って来て早々、何故か内村部長に呼び出された、その訳は… 
  
  
 〜警視庁〜 
103:1[saga]
2013/09/17(火) 17:32:04.59 ID:GoIyQwV+0
 それから右京と神戸はその少年の父親が経営する不動産屋に来ていた。 
 鈴木信之は母親を亡くしており、現在は父親の達也と二人暮らしという事情があったからだ。 
  
 達也「いやぁ、すみませんねえ。わざわざ職場の方に来て頂いて… 
 母親がいればこんな事にはならなかったんですがね。 
104:1[saga]
2013/09/17(火) 17:33:17.52 ID:GoIyQwV+0
 達也は右京たちに息子の信之の家出の奇行について説明した。 
 信之はここ最近誰とも喋らず、毎日部屋に閉じ籠って何も映らないTVをジッと眺めている、 
 その光景はまるで何かこの世のモノではないモノを眺めているかのようだと達也は語った。 
  
 達也「…という訳なんですが…」 
105:1[saga]
2013/09/17(火) 17:34:37.56 ID:GoIyQwV+0
 右京「先ほど表に貼られている中古物件の一覧を見ましたら佐伯家の物件が 
 売買済になってましたので、どなたが購入されたのか気になりましてね。 
 ちなみにあの事件に僕も関わっていましたのでその後の状況を聞いてみたくて…」 
  
 神戸「すみませんね、細かい事が気になる人でして。 
106:1[saga]
2013/09/17(火) 17:35:05.01 ID:GoIyQwV+0
 右京「なるほど、清酒には古来から霊的な作用があると伝えられています。 
 その清酒に霊を移り、その清酒が一瞬にして腐る作用があるとか。」 
  
 達也「まぁ……そんな心配はありませんでした!無事に物件も売れましたし♪ 
 それじゃちょっとウチの方へ行きましょうか!」 
107:1[saga]
2013/09/17(火) 17:38:22.70 ID:GoIyQwV+0
 とりあえずここまで 
  
 相棒役がカイトくんかと期待してた方、ごめんなさい。神戸さんでした! 
 右京さんの伽椰子策が思い浮かばないからどうにも筆が 
 リングクロス書いてた頃よりも遅くてすんません… 
108:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/17(火) 17:53:46.55 ID:viMsp2pgo
 乙です 
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