61:ミガサ[saga]
2013/09/15(日) 20:03:08.69 ID:CT/Krl4/0
伊織「失敗すればあんたの人生泥沼よ。しかもプロデューサー業なんて非じゃないほど過酷な条件付き。それでもやるの?」
P「……」
P「……やるよ」
62:ミガサ[saga]
2013/09/15(日) 20:03:51.26 ID:CT/Krl4/0
P「……どうしてかな。自分でもよくわからない」
P「けど、頭の中で考えたんだ。俺の人生を全部捨ててでも、アイツの笑顔を見たいかって。アイツと一緒にいたいかって」
P「天秤なんてかける暇もなかった。答えはYESしかなかったよ」
63:ミガサ[saga]
2013/09/15(日) 20:04:27.58 ID:CT/Krl4/0
―――数分後―――
伊織「って感じ」
P「本当に上手くいくのか?それ」
64:ミガサ[saga]
2013/09/15(日) 20:05:07.39 ID:CT/Krl4/0
伊織「まず第一段階はクリアってところね。まつりの正式な結婚相手はまだ見つかっていないらしいわ」
P「よかった……ここでつまづいたらどうしようかと……」
伊織「安心するのはまだまだ早いわよ。今度はアンタが死ぬ気で頑張る番」
65:ミガサ[saga]
2013/09/15(日) 20:05:39.43 ID:CT/Krl4/0
伊織「何よ」
P「ありがとな」
伊織「別に。ただもらった恩を返してるだけよ」
66:ミガサ[saga]
2013/09/15(日) 20:06:18.62 ID:CT/Krl4/0
伊織「星梨花。大丈夫?」
星梨花「……大丈夫、ですよ」ニコッ
伊織「無理に笑わない方がいいわよ。余計に悲しくなるから」
67:ミガサ[saga]
2013/09/15(日) 20:07:22.11 ID:CT/Krl4/0
―――2ヶ月後 パーティー会場―――
伊織「ごきげんよう、皆様」ニコッ
星梨花「こ、こんにちは……」ペコッ
68:ミガサ[saga]
2013/09/15(日) 20:09:18.18 ID:CT/Krl4/0
伊織「にししっ、なかなか様になってるじゃない」
P「そりゃ新堂さんに1ヶ月本気でしごかれて、星梨花の執事として1ヶ月過ごせばな……」
伊織「本当に1ヶ月でやってのけるとは思わなかったけどね」
69:ミガサ[saga]
2013/09/15(日) 20:09:57.40 ID:CT/Krl4/0
星梨花「あ、あの人じゃないですか?」
まつり叔母「……」キョロキョロ
伊織「明らかにまつりの相手を探してますって感じね……ほら、しゃんとしなさい」
70:ミガサ[saga]
2013/09/15(日) 20:10:47.54 ID:CT/Krl4/0
星梨花「現在、徳川家では経済難のためにまつりさんの結婚相手を探していると風の噂に聞きました」
まつり叔母「……よく、ご存知で」
星梨花「それで私から提案なのですが、私の執事を結婚相手に立候補させたいのです」
71:ミガサ[saga]
2013/09/15(日) 20:11:37.15 ID:CT/Krl4/0
星梨花「彼がまつりさんと結婚することになった場合、箱崎家は徳川家へ経済的支援を行おうと思っています」
まつり叔母「ほう?」
星梨花「彼は私にとっても、箱崎家にとっても大事な人ですし、その人の結婚相手の家を立てるのは何も不自然ではないでしょう?」
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