77:ミガサ[saga]
2013/09/15(日) 20:15:29.69 ID:CT/Krl4/0
―――徳川家 胡蝶蘭の間―――
まつり「失礼いたします」スッ
まつり「徳川まつりです。本日はご足労いただき、ありがとうございます」
78:ミガサ[saga]
2013/09/15(日) 20:16:24.63 ID:CT/Krl4/0
まつり「どうして、プロデューサーさんがここにいるんです……?」
P「色々あってな」
まつり「プロデューサーさん、まさかおぼっちゃまだったのですか?」
79:ミガサ[saga]
2013/09/15(日) 20:17:01.14 ID:CT/Krl4/0
まつり「それは、そうなのですけど」
P「俺はお前が好きだ、まつり。だからここに来た」
まつり「嘘、なのです。それはまつりをここから出すための方便で」
80:ミガサ[saga]
2013/09/15(日) 20:17:48.64 ID:CT/Krl4/0
P「でも気持ち、伝わっただろ?」
まつり「……はい」
まつり「でも、姫にキスをする時は……もっと、ロマンチックにお願いしたいのです」
81:ミガサ[saga]
2013/09/15(日) 20:18:23.62 ID:CT/Krl4/0
―――翌日 徳川家 家主の部屋―――
まつり父「……まさか、君がここに来るとはね」
P「こんにちは。お父様」
82:ミガサ[saga]
2013/09/15(日) 20:19:12.25 ID:CT/Krl4/0
―――パーティー会場―――
まつり叔母「残念ながら、この話はなかった事に」
P「(やっぱり、俺じゃダメなのか……?)」
83:ミガサ[saga]
2013/09/15(日) 20:20:33.43 ID:CT/Krl4/0
桃華「それはこちらの台詞ですわ。何故アナタ様がここに……」
P「それはその……」
まつり叔母「ふむ。そちらの彼、櫻井様ともお知り合いで?」
84:ミガサ[saga]
2013/09/15(日) 20:21:10.32 ID:CT/Krl4/0
桃華「ええ。ただ、彼はわたくしがとても有能な執事として、星梨花様の執事を募集していた箱崎家に推薦いたしましたの」
まつり叔母「なるほど……」
桃華「少なからず彼はわたくしとの関係もありますわ。わたくしからも彼をまつり様の夫に推薦させていただきます」
85:ミガサ[saga]
2013/09/15(日) 20:21:54.48 ID:CT/Krl4/0
まつり叔母「ですが決めるのはまつり自身ですから。それをお忘れなきように」
P「わかっております。ありがとうございました!」
まつり叔母「それでは私はこれで……」
86:ミガサ[saga]
2013/09/15(日) 20:22:48.57 ID:CT/Krl4/0
桃華「借りた恩は返す。それが櫻井家の家訓ですわ」
星梨花「あ、あの、とりあえず外に行きませんか?さっきから周りの人がチラチラこっちを見てて……」
伊織「わ、わかったわよ」
87:ミガサ[saga]
2013/09/15(日) 20:23:21.82 ID:CT/Krl4/0
―――徳川家 家主の部屋―――
まつり父「箱崎に水瀬に櫻井……なるほど、君は恵まれていたわけだ」
P「そうですね。凄く、恵まれていたんだと思います」
88:ミガサ[saga]
2013/09/15(日) 20:23:58.28 ID:CT/Krl4/0
まつり父「しょうがないから君とまつりの結婚を許すことにしたよ。一人娘に縁を切られたらたまらんのでね」
P「なんか、申し訳ないです」
まつり父「謝る必要はないよ。ただ、君にはまつりの夫としてふさわしい人になってもらう」
89:ミガサ[saga]
2013/09/15(日) 20:24:53.26 ID:CT/Krl4/0
―――数ヵ月後 結婚式場―――
P「……あー。緊張するな、やっぱり」
まつり「Pさんは胸を張っていればいいのです」
90:ミガサ[saga]
2013/09/15(日) 20:25:30.74 ID:CT/Krl4/0
P「伊織からは……【幸せになりなさいよ。この伊織ちゃんが手伝ってあげたんだからね!】だって。伊織らしいな」
まつり「いつもの伊織なのです」
P「小鳥さんから、【二人共お幸せに!ブーケは任せるぴよ!】……だって」
91:ミガサ[saga]
2013/09/15(日) 20:26:25.71 ID:CT/Krl4/0
星梨花『ご結婚、おめでとうございます。星梨花です』
星梨花『何を書けばいいのかわからないのですが、えーっと、プロダクションはいつも通りです』
星梨花『今は【PRINCESS】じゃなくて、私と伊織さん、それに新人さんの三人で【The Strawberry】というユニットを組んでいます』
92:ミガサ[saga]
2013/09/15(日) 20:26:58.91 ID:CT/Krl4/0
まつり「星梨花さん……本当に、ありがとうなのです」
P「あいつにも一緒にお礼を言いに行かなくちゃな」
まつり「そうですね」
93:ミガサ[saga]
2013/09/15(日) 20:27:35.21 ID:CT/Krl4/0
まつり「キスがまだなのです」
P「いや待て。これから誓いのキスとかもあるんだぞ?」
まつり「誓いのキスとはまた別なのです」
94:ミガサ[saga]
2013/09/15(日) 20:28:40.74 ID:CT/Krl4/0
お疲れ様でした。
まつり姫の親愛200の台詞にやられて、このSSを書き上げました。
可愛いですよね、まつり姫。ファンになります。
95:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/15(日) 20:57:06.81 ID:zQmdZI800
300の時も可愛かったけど200の破壊力には敵わないですよね
乙です
96:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/15(日) 21:42:57.30 ID:OE0FxCm+o
乙かれー
食品関係で力をつけてきた二階堂財閥も出るかと思ったら違ったのです
97:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/16(月) 03:14:28.09 ID:NmpgEHbPo
みりおっつー
素人目で判断して悪いけど読みやすかったぜ!
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