過去ログ - まどか「もう大丈夫だよっ」まどか「あなたは……!」
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456: ◆D4iYS1MqzQ[sagesaga]
2014/10/07(火) 10:51:58.95 ID:+lkPfJLUo



未来QB「それは?」

魔まどか「買い物のメモだよ。今日は夕飯つくろうと思って」

円形広場の外周をまわりながら、わたしは今日初めて気分が良かった。
家の外にも世界が広がっていることが意外だった。やっぱり外に出ないとね。
肩にキュゥべえを乗せ、散歩のついでに夕飯の買い物も済ませに行くつもりだった。

魔まどか「そうだ、話って?」

わたしは思い出して言った。
何か大事な話なら、荷物が多くなる前のほうがいいだろう。

未来QB「実は大事な話なんだ」

魔まどか「ふーん……、じゃ、いったん公園寄ろっか」

わたしは駅前の公園に入った。子供たちが走ってきて、次々に脇を通り抜けていく。
噴水のさざめきが耳に心地よくて、跳ねる水は夕陽を浴びてキラキラと輝いていた。
わたしは近くのベンチに腰をおろして、息を吐いた。

魔まどか「はい、どうぞ」

キュゥべえは肩から下りて、私の足元に着地。振りかえって、言った。

未来QB「君の存在は、ワルプルギスの夜の撃破とともに消滅するだろう」

魔まどか「…………」

わたしはキュゥべえと見つめ合っていた。
甲高い音が空から鳴り響き、飛行機雲の長い尾を引いていった。
ボールが転がってきて、キュゥべえはわたしの肩に飛び乗った。
わたしは立ちあがってボールを拾い、取りに来た男の子に返してあげた。
そしてベンチに座りかけて、やっぱりやめて、空を見上げた。赤い空だった。

魔まどか「ごめん、キュゥべえ。よく分からないけど……今は聞きたくないや」


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