過去ログ - まどか「もう大丈夫だよっ」まどか「あなたは……!」
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457: ◆D4iYS1MqzQ[sagesaga]
2014/10/07(火) 10:52:25.34 ID:+lkPfJLUo



買い物を済ませて、わたしは家路についていた。
日は沈んで、月が昇る。キュゥべえはもう一緒じゃなかった。

聞いた話を、頭の中で繰り返し考える。
わたしが消える予定なのは、この世界でワルプルギスの夜を倒したあと。
なぜ消えるのかと言えば、この世界にわたしが二人いる状況をなおすため。

でもなんで私なの、とは思わなかった。
というより、わたしはわたしが消えるなんて思わなかった。
悪い冗談だとしか思えなかった。実際、あのキュゥべえはたまに冗談を言うし。

ただ、それにしても悪すぎた。
わたしは信じてなかったけど、一応ほむらちゃんに相談してみようと思った。

――ほむらちゃん。

そこでわたしは顔を上げた。
そうだ、ほむらちゃん、ほむらちゃんは本当に知らないんだろうか。

ほむらちゃんが何回繰り返しているのかは知らない。
でも、わたしがもう一度やりなおしたいと願ったのは、このわたしが初めてじゃないのかもしれない。
ほむらちゃんは結末を知っているのかもしれない。わたしの思いはぐるぐると廻った。

いつも優しくしてくれるのは、もうすぐ消えてしまう、わたしに同情してるから?


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