過去ログ - まどか「もう大丈夫だよっ」まどか「あなたは……!」
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473: ◆D4iYS1MqzQ[sagesaga]
2014/10/10(金) 23:10:37.47 ID:uvl612Upo

わたしは振り返った。力が抜けた。時間を止めてたのね。これじゃ電話はつながらない。
やっぱり、ほむらちゃんには邪魔されちゃうか。まあ、そうなるんじゃないかとは思ってたよ。
向こうに何かあったわけじゃなくて良かった。
わたしは受話器を持ったまま、落ち着いて言った。

魔まどか「ほむらちゃん、わたし今、大事な話をしてたんだよ」

ほむら「大事な話を電話でするもんじゃないわ」

魔まどか「しょうがないでしょ。それか、マミさんたちにも一緒に聞いてもらおうか」

ほむら「無茶苦茶なことを言わないで。お願いよ」

魔まどか「ん、わかった」

わたしが受話器を置くと、ほむらちゃんはホッと息を吐いた。
時計の音がカチカチと鳴り始め、時間が動き始めたんだと分かる。

ほむら「今日は疲れたでしょ。まだ寝ていた方がいいわ」

魔まどか「そうだね。でも、ほむらちゃん、もう一人のわたしには契約してほしくないでしょ?」

ほむら「……寝た方がいいわ」

魔まどか「でも契約してほしくないでしょ?」

ほむら「おやすみなさい」

ほむらちゃんはわたしの横をすり抜けて、寝室に向かって行く。
わたしは溜め息をついた。ほむらちゃんのこういう所は嫌いだった。

魔まどか「わたし絶対あの子に伝えるよ。そしたら、あの子は契約を諦めてくれるから」

ほむらちゃんは寝室のドアの前で立ち止まり、振りむいた。
その目に怒りは無く、疲れたような声で。

ほむら「……あなたは、自分のこと全然分かってないのね」


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