過去ログ - まどか「もう大丈夫だよっ」まどか「あなたは……!」
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503: ◆D4iYS1MqzQ[sagesaga]
2014/11/01(土) 10:39:48.69 ID:oqpG1QjHo

声が沈黙を破り、私は顔を上げた。まどかの方から口を開いてくれるとは思わなかった。
まどかは泣きそうな顔をしていた。急いで「どうしたの?」と聞くと、まどかは「ごめんなさい……」と言って話し始めた。

魔まどか「……わたし、大変な事しちゃった。勝手に動いて……ほむらちゃんに相談すればよかった……」
魔まどか「わたし……このままじゃダメだと思って……何かしなくちゃって……あの子に契約させたくなかった、だけなの」
魔まどか「ねえ、信じて。わたし、みんなにバラすなんて、そんなつもりじゃ……わたしは、ただ、ほむらちゃん、わたしは」

ほむら「落ち着いて」

立ち上がらんばかりに身を乗り出すまどかを、私は手を上げて制した。彼女はハッとしてうつむき、小さくなった。
もう食事なんてどうでも良かった。私は箸を置いて、彼女にかける言葉を選び、声をかける。

ほむら「信じるわ。全部信じるから、そんなに怯えた顔しないで。大丈夫、まだ何とかなるわ」
ほむら「私のせいでもあるの。あなたをずっと家に閉じ込めて……、そりゃ、外に出たくもなるわよね」

魔まどか「…………」

ほむら「…………」

魔まどか「ほむらちゃんに、相談したいことがあるの」

深刻な表情を浮かべて、まどかは言った。私には、何の事だか分からなかった。
なにか別の話なのかしら。でもこれ以上なにかあるの?

魔まどか「キュゥべえから聞いた話……、ほむらちゃんは、知ってるのかなって思って」

ほむら「いったい何のこと?」

まどかは一度口を閉じ、ごくりと唾を飲んで、そして意を決したように口を開いた。

魔まどか「もうじきわたしは、消えてしまうの?」


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