過去ログ - まどか「もう大丈夫だよっ」まどか「あなたは……!」
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549: ◆D4iYS1MqzQ[sagesaga]
2014/11/17(月) 01:35:51.75 ID:5qvk+VQqo

二人のまどかがベッドに近づいた。

魔まどか「みんな待ってますよ。マミさん」

マミ「わたし…………」

魔まどか「気持ちは分かります。でもいつまでも立ち止まってられない」
魔まどか「本当にもう時間がないの……、お願いだから戦ってください。……でないと」
魔まどか「マミさんの大切なもの全部、なくなっちゃうんですよ」

まどか「そんなこと言って、あなたはまたやり直せるくせに」

まどかは意地悪く言った。でもすごい顔で睨みつけられて、慌てて目を背ける。
マミが黙っている間に、二人のピリピリしたやり取りが続いた。やがてまどかは改めて聞いた。

魔まどか「マミさん? どうですか?」

マミ「わた、しは」

たっぷり猶予を与えられてなお、マミは答えに詰まった。
答えは最初から決まっていた。それを言うのは怖い。でももっと怖いことは……。

マミ「ごめんなさい、まだムリ……、魔女を殺すなんて、とてもできない」

魔まどか「…………」

マミ「ごめんなさい」

言いにくそうに、しかしマミははっきりと言った。
まどかは黙っていたが、やがて静かに口を開いた。

魔まどか「マミさん、わたしね、ひとつ夢があるんだ……」
魔まどか「叶わないかもしれない。けど、マミさんにも協力してほしいの」

言いつつ、彼女は傍らの椅子に座り込んだ。

マミ「それはどんな夢なの?」

マミは真面目に聞いた。まどかはあっさりと答えた。

魔まどか「魔法少女をやめて、普通の生活に戻るの」

マミは驚きに目を見開いた。
それは彼女の考えたことと全く同じだったのだ。


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