過去ログ - まどか「もう大丈夫だよっ」まどか「あなたは……!」
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623: ◆D4iYS1MqzQ[sagesaga]
2015/01/31(土) 17:20:56.51 ID:BMlpNU4ho



青い夜の帳が下りていた。
円形の噴水広場を、縦に並んで、二人が歩いていた。
見滝原中学の制服姿だった。キュゥべえはまどかの肩の上。

周囲の様子はあまりにも平穏な日常そのままだった。

広場の全員に聞かせるように大声で騒ぐ集団とすれ違い、二人は距離を縮めた。
無言で歩く二人に注意が向くのも一瞬、雑踏の中に消えて行く。
まどかはレンガを踏んで、黙々とマミの後ろをついていく。

そんな葬式のような顔をしなくてもいいのに、とマミは同情混じりの思いを流した。
そして、自分もついさっきまでこうだったのか、と思って少しおかしくなる。
病院を出ると、何のことはない。世界は何も変わっていない。


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