過去ログ - 苗木「ゲームをしようよ。闇のゲームをね……」
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218:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/22(日) 19:15:14.91 ID:qht2AXvH0
少し短いですが、投下します。




219:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/22(日) 19:15:42.79 ID:qht2AXvH0
ゲームの歴史、それは遥か5000年前の昔、古代エジプトまで遡るという。

古代におけるゲームは、人間や王の未来を予言し、運命を決める魔術的な儀式であった。

それらは「闇のゲーム」と呼ばれた。
以下略



220:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/22(日) 19:16:16.30 ID:qht2AXvH0
―NOON TIME―

霧切「苗木君、ちょっといい?」

寄宿舎の廊下で、霧切響子は苗木誠に声をかける。
以下略



221:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/22(日) 19:17:03.04 ID:qht2AXvH0
苗木「違う……と、思うけど」

自信なさげな否定とは裏腹に、苗木には少し思うところがあった。
最近、いつも通り他の皆と接しているにも関わらず、急に親密になったような錯覚を感じるのだ。
まるで自分の意識の外で、いつのまにか仲間との結束を深めているような、そんな感覚。
以下略



222:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/22(日) 19:17:51.55 ID:qht2AXvH0
苗木「どうしてそんな事を聞くの?」

霧切「それは……」

言葉に詰まりつつも、やがては決心したように続ける。
以下略



223:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/22(日) 19:18:42.27 ID:qht2AXvH0
霧切「疑っているわけじゃないんだけど、夢遊病でもないとするなら、あなたはどうして夜出歩いていたのかしら?」

苗木「ちょっと……ちょっとまってよ。ボクは出歩いた覚えなんてないよ。見間違いとかじゃないの?」

霧切「いいえ、目撃したのは私だけじゃない。大和田君や不二咲さんもあなたを目撃したと証言してるわ」
以下略



224:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/22(日) 19:19:32.00 ID:qht2AXvH0
霧切(もし苗木君が黒幕の内通者だったら、こんなに簡単にバレる嘘をつくとは思えない……)

霧切(だとしたら、本当に本人には自覚のない夢遊病なのかしら? それともただ"残念"なだけ……?)

苗木「うーん…二人に目撃されてるって事は、本当なんだろうけど……」
以下略



225:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/22(日) 19:20:25.59 ID:qht2AXvH0
霧切響子には、自身の才能やこの学園に来るまでの過去の記憶がない。
それは他の"超高校級の才能"を持つ他の高校生達との、大きな違いであった。
自己紹介の際に、名前程度しか話さなかったのも、必要以上に他人と距離を詰めようとしないのも、
少なからずその特異点の影響があったと言える。

以下略



226:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/22(日) 19:21:34.37 ID:qht2AXvH0
>>225
訂正

×:それは他の"超高校級の才能"を持つ他の高校生達との、大きな違いであった。

以下略



227:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/22(日) 19:22:55.51 ID:qht2AXvH0
結局、当然ながら苗木の部屋からは黒幕に繋がるような証拠は何も出てこなかった。
目を引く物といえば、金箔で装飾された模擬刀がある位で、殺風景そのものだ。

否、机の上にある"それ"は、模擬刀と同じくらいの異彩を放っていた。

以下略



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