過去ログ - 苗木「ゲームをしようよ。闇のゲームをね……」
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277:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/24(火) 05:00:25.83 ID:m1khKCow0
霧切「あなただって、苗木君と同じ"超高校級の幸運"を持ってるんだから、少しは自分に自信を持ったらどう?」

「そうかな……自分の名前すら思い出せないのに、自信もクソもあったものじゃないよ」

霧切「だったら、手始めに自分で自分に名前をつけてみたらどうかしら?」
以下略



278:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/24(火) 05:01:05.15 ID:m1khKCow0
「でも、ボクなんかが苗木クンの名前をいつまでも借りているのはおこがましいし、もっと言うと容姿や声を借りているのも申し訳なくて死にたくなるけど、その提案に乗らせてもらおうかな」

そう言うと苗木の姿をした彼は、あーでもないこーでもないとぶつぶつと独り言を始める。
やがて思いついた名前を次々と披露していくが、どうにもしっくりくる名前が浮かばない。

以下略



279:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/24(火) 05:01:54.51 ID:m1khKCow0

――閃きアナグラム――

ナ エ ギ マ コ ト ダ

以下略



280:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/24(火) 05:02:33.25 ID:m1khKCow0
「そうだ、苗木クンの名前を並べ替えて、"コマエダ ナギト"なんてどうだろう?」

(勝手に並び替えられて、苗木クンにとっては迷惑そのものかもしれないけど……)

霧切「アナグラム、ね……悪くないんじゃないかしら。でもそれだと、"ダ"が多いんじゃない?」
以下略



281:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/24(火) 05:03:49.88 ID:m1khKCow0

「そうかな……そうだよね。"超高校級"のキミが言うんだ。きっと間違いないよ!」

さっきの落ち込み様が嘘のように途端に明るく朗らかになる。
本当に読めない男だ、と霧切は思う。
以下略



282:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/24(火) 05:04:42.93 ID:m1khKCow0
手袋をしたままの右手が、差し出された狛枝の手をしっかり握る。

「あぁ……ボクなんかがキミと握手させてもらえるなんて。これって"幸運"なのかな……それとも……」

まるで握手会で、憧れのアイドルと握手してもらえた熱狂的なファンのように、恍惚な表情を浮かべる狛枝。
以下略



283:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/24(火) 05:05:36.11 ID:m1khKCow0
それは"友情"だったのか。"結束"だったのか。
それとも"希望"だったのか。"絶望"だったのか。
……今はまだ、誰も知らない。

狛枝凪斗も、霧切響子も。
以下略



284:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/24(火) 05:06:09.59 ID:m1khKCow0
―NIGHT TIME―

「……さん」

声が聴こえる。聞き慣れた声だ。
以下略



285:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/24(火) 05:07:02.22 ID:m1khKCow0
霧切「戻って、これたのね……」

苗木「?」

意味深な霧切の言葉に、苗木は疑問を投げかける。
以下略



286:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/24(火) 05:07:40.44 ID:m1khKCow0
苗木「でも……」

霧切「なん・でも・ない」

苗木「えっ……」
以下略



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