過去ログ - 苗木「ゲームをしようよ。闇のゲームをね……」
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331:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/02(水) 18:13:19.49 ID:l/vGqi6I0

しかし…

「「オープン!」」

「あれ、またボクの勝ちだね……ふふふ」

「さっきまでの威勢はどこへやら…ひょっとして、ボクの見込み違いだったのかなぁ」

十神「だ、黙れッ! 次こそは…俺が勝つ…!」

けれど、ゲームを続行すればするほど、十神の思考は混乱と恐怖を極めていく。

速攻をかけ、初手から『皇帝』を出そうとも……
最後まで『皇帝』を出さずに、狛枝の自滅を待ってみても……
3回、4回と連続で『皇帝』を同じタイミングで出してみても……

…狛枝は必ず『奴隷』で『皇帝』を撃ち抜いてきた。

もはや、超能力で思考を読んだと言われても不思議ではない。
十神がいかなる戦略で挑もうとも、狛枝は持ち前の"幸運"でそれを凌駕する。
そうして、最初こそ余裕だったはずの十神は、精神的にも追い込まれていった。

残るゲームは……後1回。

「あれ…もうファイナルラウンドか…」

「なんだかガッカリだなぁ…憧れの人の"希望"の限界を見るのは寂しいもんだよ」

「夢を壊された気分とでも言うのかな…」

十神「……ッ!」

もはや、十神には狛枝の言葉に反論する余裕すらなくなっていた。
最後の勝負に負ければ、待つのは運命の"罰ゲーム"……そんな最悪の事態すら脳裏を過る。

十神(れ、冷静になれ……そうだ、落ち着け。落ち着くんだ)

十神(まだ勝率は4/5もある。ヤツが『平民』を出した時に『皇帝』を出す…それで終わりなんだ)

最後の戦略を考え始める。
速攻か、それとも最後まで『皇帝』を握ったままでいくか……
とそこまで考えて、十神はふと別の"可能性"を思いつく。


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