過去ログ - 苗木「ゲームをしようよ。闇のゲームをね……」
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332:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/02(水) 18:15:15.69 ID:l/vGqi6I0

十神(……いや、待て)

十神(俺はもしかしたら、とんでもない"勘違い"をしていたんじゃないか?)

十神(自分の優位性を確信するあまり、普段なら見落とすはずのない"可能性"を見落としていたんじゃないか?)

フル回転する"超高校級の完璧"の頭脳。
十神はこれまでのゲームを振り返りながら、状況を分析していく。

十神("罰ゲーム"……"『皇帝』側の固定"……そして、"1度でも勝てば俺の勝ち"……)

十神(そうか、もしかしたら!)

思わず、十神の口元が緩む。そしてその様子を狛枝は見逃さなかった。

「あれ…どうしたの? さっきまでの"絶望"に満ちた顔とは大違いだね…」

十神「…どうだかな。だが、これまでとは違うぞ」

そう言うと、十神は裏向きのままテーブルに5枚のカードを並べ、じっくりと目を通す。

「おや、とうとう最後は運任せかい?」

「でもダメだよ十神クン。最低でも1度はセットする前に確認しないと…それがルールなんだから」

十神「お前に言われるまでもない。これはただの"確認"だ」

「ふーん…ま、いいけどね。もうボクの勝ちは決まったようなものだし」

余裕綽々な狛枝はそう挑発するが、十神は耳を貸さない。

十神(この自信、最初は自分の"超高校級の幸運"を絶対的に信頼しているからだと思っていたが…)

十神(ようやく…尻尾を掴んだぞ…!)

十神(最後には…この俺が勝つ。十神の名にかけてな!)


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