過去ログ - 苗木「ゲームをしようよ。闇のゲームをね……」
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428:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/16(水) 14:21:33.39 ID:TZkvFn9w0

モノクマ「……そうだね、もう一度キミ達の記憶を消して、また最初からコロシアイ学園生活をやってもらう。それもアリかもしれないけど……」

モノクマ「その前に……キミ達には消えてもらうことにするよ」

戦刃「ッ…!」

モノクマ「また"幸運"が起こるとも分からないしね。危険な芽は、根っこから引きちぎらせてもらうよ……うぷぷ」

「ふふっ、やはりそう来るか」

自らを標的にされてもなお、狛枝は余裕の表情だ。この状況を楽しんでいる様子すら感じさせる。
戦刃はといえば、自身の危機よりも傍にいるこの男に関心を奪われていた。
それ程に狛枝凪斗の存在は、ひときわ異彩を放っていた。

モノクマ「ボクは慈悲深いからね……死に方くらいは選ばせてあげるよ。串刺しがいい? それともバターにでもなる? いやいや、今なら苦しまないで死ねる薬品でも用意してあげるよ?」

「…………しようよ」

微かな声で、狛枝は何かをつぶやく。

モノクマ「んん? なんだい? もしかしていざ死ぬとなると、怖くなってきた? 命乞いするなら今のうちだよ……もっとも、ボクに命乞いなんか通用しないけどね。だってクマだもん。容赦のないクマだもん」

「ゲームを……しようよ」

次は、監視カメラを通しても聞き取れる声だった。

モノクマ「はぁ? ゲームだって? 苗木クン、恐怖でとうとう頭がおかしくなっちゃった?」

「それは違うよ……」

ねっとりと絡みつくような、いやらしい否定の言葉。

「ボクと……ゲームをしようよ。"闇のゲーム"をね」

ぞくり、と空気が急激に冷めていく。

「もしもキミが……キミの"絶望"が、ボクの"希望"を打ち砕いたなら、好きにするといい。串刺しでもバターでも、丸焼きでも揚げ物でもなんでもね……」

「けれどボクが勝ったら…………」

氷のような、冷え切った感情。
突き刺すような、憎悪の篭った殺意。

「キミはボクが殺す。この手で。必ず」

狛枝凪斗は、不倶戴天の敵に、宣戦布告を突きつける。


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