過去ログ - 苗木「ゲームをしようよ。闇のゲームをね……」
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468:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/17(木) 17:44:51.44 ID:RkGquCW10


二人を乗せたエレベーターは降りていく。
ごうん、ごうん、とうるさく音を立てながら。

「……前々から思ってたんだけどさ……このエレベーターは悪趣味にもほどがあるよ」

「"絶望"的にセンスがないね」

狛枝凪斗は、かつてこれと似た昇降機に乗った時の事を思い出していた。
弱者を吊るし、正義を騙る、究極の自己正当化ゲーム……"学級裁判"を。
"絶望"が"絶望"を糾弾する、彼にとってはなんの意味もない"ゲーム"に怒りがこみ上げてくる。
けれど、その感情を外に出すことなく、横にいた戦刃に話しかける。

「……キミもそう思わない?」

戦刃「…………」

戦刃むくろは、答えない。
ただじっと、前を見つめていた。
これから始まる死闘を、瞬き一つせずに見届ける為に、精神統一しているのだろうか。

返事のない彼女をツマラナさそうに見てから、改めて前を向く狛枝。
そして、ぶつぶつと嬉しそうに独白する。
まるで、子どものように。

「ま、いっか。これに乗るのも……これで最後だしね」

「あぁ……楽しみだなぁ…………ようやくこの手で…………」

「"超高校級の絶望"を殺せるなんて…………」






「やっぱり、ボクは"幸運"だよ!」







エレベーターは止まり、扉は開かれる。

いよいよ始まる。

命がけの騙し合い…命がけの勝負…命がけの対決…命がけの決闘…

命がけの…"闇のゲーム"が……!

…To be continued?


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