過去ログ - オリジナル小説【現代ファンタジー】
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64:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/21(土) 20:30:36.56 ID:FkLb1xlW0
わけもわからずマートは闇雲に叫ぶ。そして、その闇雲の矛先は、張本人のアレックに向かった。
「アレックさんどうしてこんなことを!?」
もはや質問の言い方もめちゃくちゃで、彼女は傍から見てもパニックになっていた。
その間にも、キメラは残ったパーツでメロの結界を叩き続けている。
「ま、ちょっとメロちゃんに渡してあるんだよね。マイクみたいなものを」
見れば、メロの首元にも、マートの小型マイクと似たようなものがあった。
『僕もねー、主人公になりたいと思ってさ、特別な力が欲しかったけど、そうじゃないんだ。
妹は、お姉ちゃんのためなら自分の身も顧みずに突っ込んだ。お姉ちゃんは、諦めかけていても、妹のために迷わず立ち上がった。
わかるかい? 彼女が、いや、彼女たちが主人公なのは、特別な力を持ってるからでも、不幸な生い立ちを持ってるからでもない。
彼女たちだから主人公なんだ』
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