過去ログ - オリジナル小説【現代ファンタジー】
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66:以下、新鯖からお送りいたします
2013/09/21(土) 20:32:34.05 ID:FkLb1xlW0
マートはもう、パニック状態も収まり、ため息をつく。
「はぁ……原作料はいただきますよ?」
『OK、OK。なんなら主演女優になってもいいよ?』
「遠慮しときます」
マートは会話を終え、キメラを見上げる。
彼らを倒す方法はわかっている。
だが、それにはかなりのためらいがあった。
なぜならその方法は、スケアクロウとウィッチの分断だからだ。
「……!」
スケアクロウとウィッチの瞳に、光が灯るのをマートは見た。
その眼は語っている。
――やれ、と。
それは、未だ彼らの意志は尽きていないという証拠。
マートは静かにうなずく。マートはメロの視界を塞ぐように彼女の前に立った。あまり見せたいものでもない。
そして、いつもと変わらぬ動作をするのだ。
短剣は、振り下ろされた。
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