過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part7
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◆zvY2y1UzWw
[sage saga]
2013/10/05(土) 18:42:09.17 ID:6mQ1NhVF0
「…全く呆れる…死神との時の自分とそっくりなんだものぉ…こっちは成長しているのに…ねぇ?」
「そうだね…」
ベルフェゴールの返答に満足そうに頷き、ルシファーは歩み寄る。
「さて、ちょっと下剋上しちゃおうかしらぁ?」
「…あら、それは誰に?」
「!」
首筋に注射針を打ち込まれる。そしてレベルドレインが発動したのを感じた。
「お疲れ様。よくあそこまで…頑張ったわね。」
「…呪いが解けるのが早すぎないかしらぁ?」
「ただでさえ貴重な回復専門の魔術師が解呪を使えなくてどうするの?…さすがにサタン様の呪いほど複雑で発動に時間がかかったらしいものは難しいけど…」
ライオンのぬいぐるみに戻ったルシファーを回収しつつ、キヨラは答える。
「…まぁ、ベルフェゴールちゃんの情報によると、あれもかなり複雑な工程の末に生まれたものらしいじゃない?時間かかっちゃったわ。」
「そうそう、虫のアレみたいにやっていたみたい。あれは執念がすごいと思う。…です。」
何時の間に見ていたのだろうか。いつから五感の呪いは解けていたのか…あまり考えない方がよさそうだ。
「…とにかく。嫉妬の大罪の悪魔…レヴィアタンが他の悪魔のカースを利用しているのはかなり危険視した方がいいわね。怠惰も怪しいもの。」
「あたしのカース、数少ないし働くのか不安なんですがそれは…」
「…とにかく、私達にはやるべきことがあるわ」
「なんです?」
「まずは周辺の地理情報の完全把握。それに伴う人間の時間帯ごとの密集度。もし災厄が訪れた時の為に知っておくべき。それと…」
「…人間界の住居確保及び信頼関係の構築。魔界の住人が魔界の住人を人間界で倒すなら、人間の知り合いがいて困る事は無いもの。」
「あ…死神にしろキヨラさんにしろ、契約者いないから法を考えるなら人間に倒させた方がいいのか。」
「考えたことも無かったわねぇ。力を一人に試しに与えてみたことはあるけど…」
元無法者二人組がいろいろと納得している。
「それにやっぱり…ユズちゃんや姫様に接触もした方がいいかしら。自宅情報までベルフェゴールちゃんが持っているのは意外だったわ。」
「だって自分でも全部見てないし…把握するのめんどくさいですし…」
「…本当に危ない能力よねぇ。敵にいたら厄介すぎるもの。」
「会っただけで自宅割り出せるなんて…しかも現在地まで…。本当に犯罪者向けの力よね。」
「酷い!」
「でも問題のレヴィアタンの現在地は把握できないんでしょう?探すなんて面倒ねぇ…役立たず。」
「さらに酷い!」
今後の方針を考えつつ、3人の姿は闇に溶けるように消えていった。
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